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令和ロマンに感謝している話

2022年前半は、私にとって人生がとても辛い時期でした。

なにかと不運なことが多く、溝にハマって大怪我をしたり、コロナにかかったり。
果ては仕事で大変なことがあり、ボッキリ心が折れてしまっていました。動悸がして、布団に入ってもなかなか寝付けず、会社に行くと手が震えてしまう。ひどく疲れて、休みの日はほぼ布団の上で過ごす時もありました。

令和ロマンを知ったのは、そんな時期でした。

元々お笑いが好きだったこともあり、久々に生のお笑いが観たいなと思ったことがきっかけ。久しぶりに友人と劇場へ行くことに。ただその時、目当てだったのは別の芸人さんでした。

公演終わりに寄った売店でたまたま「よしもとコレカ」を発見。何の気なしに買い、他の人の開封動画が観たいな!と思いYouTubeで検索をかけました。
そこに出てきたのが令和ロマンの動画でした。

観終わった後に「え、なんかめっちゃおもろかったな」と、驚きました。令和ロマン2人のかけ合いがとても面白く、ずーっとふざけてる。なんだこの面白い人たちは……!と衝撃を受けました。

そう、ネタから知ったわけじゃないんです。ちょっと特殊なハマり方ですが、とにかく彼らのかけ合いが面白かった。
そこから令和ロマンの他の動画も観たいと思い、企画やネタ等、いろんな動画を見始めました。

「official 令和ロマン」チャンネル 

当時、大笑いした漫才↓

そうしていく内に令和ロマンの漫才を生で観たいなと思うようになりました。
初めて観たのはNGK。生の寄席で観る令和ロマンの面白いこと面白いこと。漫才も面白い。客席もしっかりと見て、ちゃんとその日の雰囲気も見極めている。素晴らしいと思いました。

そこから、令和ロマンが出る寄席やライブに行きたくなり、劇場に足を運ぶ頻度が増えていきました。そこで驚くのが彼らの新鮮さ。前に観たことあるネタでも、ちょこちょこ違う部分がある。
ああこの人たちは、絶対生で観た方がいいと思いました。

そこから自分の中で少しずつ変化が起こり始めます。ひどく疲れて休みの日は布団の中で過ごしていた時もあったのに、劇場で令和ロマンの漫才を観たいという気持ちが勝つ。これが休みの日に外に出るきっかけに。
疲れて、服装も適当だったけど、劇場に行くならある程度ちゃんとしたものを着なくては、と新しく服を買ったりもしました。

そして、彼らの漫才を観るとどんなに落ち込んでいても必ず笑ってしまうので、仕事が辛い時こそ寄席の予定を休みの日に入れていました。「この予定があるから、まだ頑張れそう」と思えるようになりました。

令和ロマンは神保町の劇場所属のため、主に東京の劇場を中心に活躍しています。
そうなると遠征もしたくなるわけです。

方向音痴で人混みも苦手だし、遠征はほぼしたことなかった私ですが、不思議なもので「観たい!」と思うと、気持ちが前向きになりました。

東京・静岡、たまに出番のある福岡。

今まで生きてきて、全然関西で事足りると思っていた私が、新幹線に乗っていろんなところへ行くようになりました。
午前中の寄席から観たいから、夜明けの暗い内にキャリーケースを引いて駅に向かったり。朝早くから働くスタバの店員さんに感謝したり。富士山って新幹線の中からこんなに綺麗に見えるんだな〜と感心したり。現地のおいしいものを食べて感動したり。

こんなに綺麗に見えるとは。

いつもと違うことに触れることで、仕事と私生活の気持ちの切り替えが出来るようになっていきました。

ありがたい事に令和ロマンのおかげで、自分の中の世界が広がっていきました。

多分あのまま生きていたら体験しなかったこと、興味がなかったこと、たくさんありました。下を向いたまま、毎日を浪費していたと思います。

なにより、気持ちが前向きになったことが大きかった。
外に出てたくさん笑って、布団に入ったら眠れるようになりました(なんと動悸まで治った)。
友人に「令和ロマンを好きになってから、前より明るくなったよね」と言われることもありました。

「好きなことがある」「応援したい人がいる」って、人生を色鮮やかにしてくれます。

私は令和ロマンにたくさん笑わせてもらって、勝手ながら救われて、感謝をしています。

生きていると何もかも嫌になる時期がありますが、やっぱり人生って長い目で見るもんだなと。改めて思います。
投げ出さなくてよかった。

皆さま、やっぱりお笑いって良いですよ。

【最後に】


最後に勝手ながら令和ロマンへの感謝、祝福の言葉を述べさせていただきます。

2023年M-1グランプリ優勝、おめでとうございます!
生きててよかった!本当にそう思えた夜でした。
令和ロマンのお二人が心からやりたいことが出来て、日々を楽しく過ごせますように。
いつも面白い漫才をありがとうございます。私も人生頑張れそうです。
本当におめでとうございます!そしてありがとうございました!


ここまで読んで下さり、ありがとうございました。