肩枕基準で考える人との距離感
夕暮れ、慣れない満員電車に乗った。
満員電車といっても、ぼくは座っていた。
目的地まで、およそ30分。
隣に座った20代後半に見える男は居眠りをし、ぼくにもたれかかっている。
肩枕である。
これが無性に不快だった。
たとえば、これが美女だったらドキドキしたに違いない。
「所詮、男とか女とか同じ人間だろう」と思っていたつもりだったが、まったくそうではなかった。
「嫌だな」と結構強めに感じた自分が意外だった。
自分がドキドキする肩枕の対象、自分が何も感じない肩枕の対象、自分が不快に感じる肩枕の対象、それぞれをイメージしてほしい。
そのとき「どこから」の線も「どこまで」の線も、まともに引けないんじゃないだろうか。「生理的に無理」みたいな、そんな領域になってしまう。
結局、合理的ぶってるだけで、人間だって動物なんだろうと最近よく思う。
追伸
2018年4月より、毎月YouTubeに曲をアップ中。11月の曲は「運命」。ご視聴は下記よりどうぞ。
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