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歌詞が無くてもゲームサントラを聴くと燃える

 ゲームのサントラでテンション上げる人、いらっしゃいますでしょうか。

 私はその1人です。 

 先日、たまたまリユースショップで見つけた『信長の野望 サウンド・ヒストリー』のCDがきっかけだったのですが、ここ数年『信長の野望 武将風雲録』(以下『風雲録』と略します)のサントラを聴くと気分が上がります。
特にオープニングと織田、武田の曲が妙に気に入っていて、大事な打ち合わせで自分を鼓舞する時や、気の進まない業務などでエンジンをかけたい時に聴いています。

 実は『信長の野望』シリーズはほとんどプレイしたことがありません。しかし『風雲録』のオープニング『狼煙』を聴いた途端、心の奥底の何かに火がついたような気がしたのです。
 この音楽動画のコメント欄に「このゲームのオープニングをずっと流して、音楽に聴き入っていた」といった主旨のことをおっしゃっていた方がいましたが、聴いて納得しています。
 大きな歴史絵巻予感させる重厚なオープニング。音楽に乗せて、各武将の顔グラフィックと紹介が流れるオープニング。

 こりゃ、一晩中流したくなるわ。

 それ以来、自宅で仕事したり、noteの記事を書いたりといった、自分の作業の時によく書けるようになったのでした。たまに聴き入って考え事してしまう時があるので、捗っているかどうかはちょっと怪しいのですが、しばらくこのスタイルを続けていければと思っています。
 信長の野望シリーズのような「ちょっと大河っぽい」音楽が私にはちょうど合っているみたいです。三国志も提督の決断も大航海時代も一通り聴いてみたけど、信長のサントラほどピンと来るようなことがありませんでした。

 実は、私は、もともと日常生活で音楽を聞く習慣がありませんでした。
 集中したり気分を上げたい時は、何か音楽をかけるよりも、黙々と作業に取り組んでいました。
 学生時代のテスト勉強などでも、景気づけに音楽をかけたことがありましたが、クラスの友達が聞いているようなJポップや洋楽だと、どうしても『歌詞を聴いてしまう』ということで結局ノイズとなり、手が動かず……ということも少なくなかったのです。
 歌詞がない音楽ということで、よく聴いていたのはゲームのサントラでした。騒然とした薄暗いゲーセンで、かろうじて聴こえる音楽。アーケードゲームのサントラです。当時は格闘ゲーム真っ盛りの時期で、よく遊んだゲームの音楽を勉強部屋で聴いていました。当時は『サイトロン・レーベル』のサントラが安価で手に入りやすく、小遣いや昼飯代を工面して買っていました。ネットでダウンロードなどできなかった時代です。CDショップを探し回って手に入れた時の高揚感は忘れられません。
 かすかに聴こえていたBGMが何のノイズもなく、クリアに聴こえることに加え、SEやキャラクターの必殺技ボイスなどが聴けることも、ゲームサントラならでしょう。静かな勉強部屋で、当時高校生の私はBGMにニヤニヤしたり、ゲーセンで聴こえたものと実際のボイスが違ったことに驚いたりしていたものです。
 ちなみに、持っていたCDは餓狼伝説シリーズや龍虎の拳シリーズといったNEOGEO系、ハードロックなデータイースト系が多かったです。物悲しい曲の多いタイトーのゲーム・サントラもありました。
 あれから数十年経過してしまった今、あの時エネルギーをつぎ込んで手に入れた数々のCDたちも、断捨離の過程で手放してしまい、手元にほとんど残っていません。その残った数枚も車のダッシュボードに放り込まれたままで、かける機会がないままです。

でも。

 持っていたCDのゲームのリプレイ動画とか、サムネイル画像を見ただけで、BGMやあの時の薄暗くタバコ臭いゲーセン、ひび割れたレバー、めり込んで押せないボタンなどなど……鮮明に蘇ってきます。

久しぶりにCD聴いて、思い出してみようかな。


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