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チャイルドコーチングマイスターの資格取得

はじめに

執筆時点で2歳11ヶ月と3ヶ月になる子供がいることや、会社で資格取得のキャンペーンもやっていることもあり、本資格を取得してみました。
また、「コーチング」自体、最近会社内で「コーチング」できる人が行ったり、「コーチング」を勉強している人も増えてきているため、私自身言葉としては知っていましたが、実際にしっかり勉強したことはありませんでした。そのため、「コーチング」自体にも興味があったことも資格取得のきっかけにもなりました。

受講・資格取得して得たこと・考えたこと

今の仕事では、プロジェクトマネージャーという立場で仕事をしている場面が多く、今までの経験や勉強を元に、コミュニケーションをする相手が対社外・社内関係なく以下の点を注意しています。

・相手の話をしっかり聞く
・相手が話している間は割り込まない
・相手の言葉以上に、表情・ボディーランゲージに注意する
・強い断定、否定の言葉を使用しない

そのため、「コーチング」でてくる「傾聴する」ということは、意識的にできているなと感じました。
その後のステップに出てくる「共感する」「質問する」「承認する」「目標設定と行動」という過程は、今までの育児の中でできていそうなこととできていないことがあり、育児を3年弱経験したタイミングで、体系的に知識として知れたことは非常に良かったと思います。

個人的に考え方、手法として特に知れて良かったと感じたことは、以下でした。

①「オープンクエスチョン(拡大質問/限定質問)」「限定質問」:相手の回答の仕方を変える質問の種類
②「アイ・メッセージ」:自分の意見を伝える時に明示的に「私は」を付ける
③親の感情を子供に伝えるということ

それぞれで自分が思ったこと、考えたことは以下のような事です。

①「オープンクエスチョン(拡大質問/限定質問)」「限定質問」:相手の回答の仕方を変える質問の種類

これは、相手の状況を元に、答えやすいように質問の仕方を変えることで、相手の心理的負担軽減や、状況の把握の補助、意思決定の補助を促す質問の手法になります。
子供という自身の言葉や感情を思いのままに利用できない相手に有効という形で紹介されていましたが、これは、子供だけではなく大人も含めて非常に有効な手法だなと思いました。
今までの仕事の中では、手法の意図を理解して使い分けていた意識はなかったですが、今回のことで改めてそれぞれの手法の効果を理解して使い分けていければと感じています。

②「アイ・メッセージ」:自分の意見を伝える時に明示的に「私は」を付ける

これは、日本語は、会話をする上で明示的に主語を宣言することが敬遠されるというのが教材の中で書かれていました。敬遠の理由は、明示することが恥ずかしかったり、明示することでの責任が明確になることを避けたりというのがあるということです。
この指摘は、自分でも確かにと共感する部分が強い内容でした。仕事をする上では、必然的に自身の発言に発した責任が伴う事は当然のように理解していましたが、普段の日常会話で、しかも子供との会話でもそのように意識していたかというと決してそうではなかったなと思っています。
そのため、父親としてあるいは一人の人間として、子供と接するだけでなくても、日常会話で意見を言う時には、主語をより明確にしようと思います。
それにより、子供と接する上で、世間や体裁ではなく、自分が父が子供に対して何をどう伝えるのかというのが振れずに伝えられるなと思っています。また、その過程を踏むことで、感情的ではなく冷静に物事を捉える、振り返られるステップも踏めるのではないかと考えています。

③親の感情を子供に伝えるということ

最後の「感情を伝える」ということは、普段の一定の成長した人同士であれば、発言する側の内容により、どう感じているのか、どう思っているのかというのは想像できるものですが、相手が子供であるということを考えると、確かに親がどう感じているのかは、明示的に伝えないとわからないと素直に思いました。
確固たる自我や感情があるけれども、未成熟なコミュニケーション手段しかもっていない子供に対して、大人と同じようなやり取りは当然期待できないですし、それが通るとは思ってはいけない。相手の状況に合わせて、コミュニケーションの仕方を変えなくてはいけないコミュニケーションの基本の大切さを改めて認識しました。

さいごに

今回の受講・資格取得で、今までの子育てでしてきたことで合っていた部分と足りていない部分、誤っていた部分が全体を通して振り返りができたのは非常にいいきっかけになったと思います。
一方で、チャイルドコーチングを意識してコミュニケーションできるタイミングや状況では、比較的どの親や保護者も落ち着いてコミュニケーションをしようと思っていると思います。逆にそういう状況ではない時、例えば「親や保護者に甘えて急に困らせようとする時」は、得てして子供と出かける時間や仕事の時間が差し迫っていたり、その子供の行動を許すと後片付けが大変になったりする場合に起きると、なかなかに冷静になってコミュニケーションをしようとする事は難しいと思っています。

そういう時に冷静に対応する場合には、例えば事前に時間の余裕を取っておいたり、子供がその気になるやり方や仕込みをしておく、とかを自分なりに試行錯誤していました。
ただ、なかなかに上手く行かない状況もあるため、そういう余裕な状況がない時で感情的に怒ってしまった場合、そういう親が困る行動を繰り返してしまう場合に、「チャイルドコーチング」として子供とどう振り返るとよいのか事にも、もっと踏み込んでコーチングの提示・レクチャーがあると良いなと感じました。

子供によって、対応は千差万別のため、これだという方法はないことは理解していますが、子育てで一番苦労するタイミングはそこだなと短い育児の期間で感じています。

#チャイルドコーチングマイスター #子育て #育児

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