2021年司法試験オンライン添削合格体験記(ひまわりさん)
オンライン添削100通起案コースを受講したきっかけは?
私がオンライン添削を利用したきっかけは、安田先生の丁寧な指導やお人柄に惹かれた点にあります。
安田先生に指導をお願いしようと考えた背景には、私がOLS(※安田先生がオーナーを務めていらっしゃるオンラインサロンです。)に加入していたこと及び安田先生の「事例問題から考える憲法」の添削講座を受講していたことにあります。
令和3年受験以前から、安田先生の指導では、法律知識だけでなく文章として読みやすいか否かという点や論旨展開の流れもチェックして頂けると感じておりました。
このような経験から、勉強の方向性も含めて信頼出来る先生方に1年間指導していただこうと考え、オンライン添削を利用させていただくことに決めました。
オンライン添削は司法試験合格に役立ちましたか?
大変役に立ったと思っています。
100通起案コースの場合、定期的に答案を書き、添削をして頂き、フィードバックを通して自分自身の弱点を知ることが出来ます。そのサイクルを通して、「今自分に何が足りていないか。どのようにすればより良い答案を書けるか。」を常に考え、修正出来るよう努力することが出来ました。
オンライン添削を通じて、変わったことが大きく3点あります。
1点目は、端的で分かりやすい文章を書けるようになったことです。
令和2年までの私の答案は、一言でいえば「何が言いたいか分からない答案」でした。自分では、一定程度書けていると思っていたにもかかわらず安田先生からのコメントはほぼ毎回「論旨展開が分かりにくいです。」でした。正直なことを言えば、そのようなコメントの嵐に気が滅入ることもありました。
今振り返ってみると、このようなコメントを頂いていた大きな理由は、基本事項に対する理解の不十分さ及び思考の整理が出来ていないことにあったと思います。私は、およそ2日に1回のペースで定期的に答案を書き、自己添削をした上で、添削済みの答案をフィードバックするというサイクルを繰り返すよう心掛けるようにしていました。
2点目は、正しい接続詞を使った文章を書けるようになったことです。私は、少なくとも令和2年の受験時点では、接続詞や正しい文章といった観点まで気を配ることが出来ていませんでした。
もっとも、安田先生の指導では、前後の文章が繋がっているか、論理的に文章が流れているか等を含めて細かく見ていただけます。今振り返ってみると、適切な箇所に適切な接続詞が書かれてあると、思考が整理された上で答案を書くことが出来ると思います。
また、適切な箇所に適切な接続詞が書かれてあると、予測可能性が生まれ、読み手にも親切な文章を書くことが出来るのではないかと思います。
3点目は、自分の弱点や理解が不十分な分野を認識し勉強するきっかけを得られるという点です。
私は、得点出来る分野・項目と苦手な分野・項目との間に大きな開きがありました。このような状況を改善すべく、「そもそも理解していないものや、理解はしているつもりだけど書けないもの」を基本書の目次から抽出し、オリジナルの苦手リストを作成しました。
この苦手リストは、いつでも目に触れるよう机の前の壁に貼っていました。答案を書き復習するというサイクルを継続する他に、作成した苦手リストを片っ端から潰していく戦法をとっていました。具体的には、基本書や判例百選をじっくり読み直す、短文演習教材を解いてみて定着度を測ってみる等です。この勉強方法を採用したことによって、少しずつではありますが苦手分野を潰すことが出来たと思います。
他の予備校の答練や模試の添削との違いは?
オンライン添削と他社の添削を比較すると、大きく3点の違いがあるかと思います。
1点目は、信頼出来る講師の方が継続して自分の答案を添削して下さるか否かという点です。
私は令和2年時の受験まで某大手予備校の答練を受講していましたが、添削者の裁量が広く、合格者によって指摘されるポイントが異なることがありました。また、予備校添削の場合には毎回同一の添削者が自分の答案を見てくださることは少ないと思います。
もちろん丁寧に添削して下さる合格者の方もいらっしゃいましたが、そうではないこともあったと記憶しています。
確かに、多くの合格者の方に答案を見て頂けることで得られることもあるかと思います。
もっとも、私はこのような方法では自分の悪い癖や課題が見えにくくなることもあるのではないかと考えています。
これに対して、オンライン添削の場合には受講開始から試験直前まで継続的に安田先生が答案を添削してくださいます。信頼の出来る先生に継続的に答案を見てもらい添削して頂くことによって、受講生自身が自分の弱点や課題を明らかにすることが出来ると考えます。自分自身を知り、事実をきちんと認識することが出来るので、弱点ポイントを徹底的に修正することが出来るかと思います。
2点目は、文章力の向上です。予備校の添削では、接続詞の使い方や論理の適切さといった観点よりも、論点の指摘がなされているかといった点や結論が正しいかという点が重視されているように思います。もっとも、安田先生のオンライン添削では、知識の面だけでなく、論理の運び方が適切かという面も見てくださいます。
正直言うと、オンライン添削を受講する以前は「論旨展開が分かりづらい。」といった指摘を受けたことはありませんでした。安田先生のオンライン添削講座を受講して初めて上記の指摘を受けた際には非常に驚いたことを覚えています。
3点目は、添削で指摘されたポイントや疑問点をミーティングにて解消できるという点です。私が受講していた某予備校の添削講座では、疑問点や添削で指摘された点について添削者に口頭で質問する制度がありませんでした
再添削制度や書面での質問を受け付けているところもありましたが、回答をいただくまで時間がかかることが多く、消化し切るまでモヤモヤすることも多かったです。これに対して、オンライン添削講座では二週に一度程度、(※100通[50通]起案コースの場合。)安田先生との個別ミーティングが用意されています。
添削講座受講当初は、恥ずかしながら、添削で指摘されたけれど何故このような指摘がされているのかが分からないことも多々ありました。このような時には必ずチャットワークやミーティングにおいて質問させていただき、指摘されたポイントを改善出来るよう心掛けました。
また、精神的に辛い時期には私の気持ちや不安に思っていることをお話させていただき、様々なアドバイスを頂いていました。直接口頭でお話出来る機会があったことで、試験日まで頑張り切ることが出来たと思っています。
オンライン添削受講後、試験対策の進め方に変化はありましたか?
オンライン添削受講前と比較して、オンライン添削受講後の試験対策の進め方は大きく変化したと考えています。オンライン添削を通じて、変わったことが大きく2点あります。
1点目はアウトプット中心の受験勉強スタイルに切り替わった点です。
オンライン添削受講以前にも答案を書いてはいましたが、答案を書くペースに偏りがありました。
また、今振り返ってみると、答案を書いた後のフィードバックについても、甘いところが多かったと思います。
しかし、オンライン添削受講後は、およそ10日に7通ほどのペースで答案を書き、なるべく試験直前期までこのペースを維持し続けるよう心掛けました(もちろん体調不良等でお休みしていた時期もあります。)。また、答案を書いてみて出来なかった分野や弱点ポイントのみに絞ってインプットをするように心がけていました。
今振り返ってみると、令和2年受験時までの私は「受験勉強=出来ないものを出来るようにする」という当たり前のことが出来ていなかったのだと思います。
2点目は、ある程度の割り切りも重要だと感じるようになった点です。確かに、分からないものは何もない状態で試験当日を迎えることは望ましいと思います。しかし、現実的には難しいと思いますし、試験は相対評価です。そうである以上、他の受講生が必ず書いてくる事項や理解しているところを書き負けないという意識が重要なのだろうと思います。
また、あまり試験に出題されない分野や項目に力を入れすぎると重要な知識の理解が不十分になる可能性が高いです。したがって、オンライン添削受講後は、今自分が行っている勉強が合格との関係でどのような関係にあるのかを常に意識するよう心掛けるようになりました。
オンライン添削はこれから試験を受ける受験生にお勧めできますか?
非常にお勧めできると思います。
特に、複数回受験生や勉強の方向が分からなくなってしまっている方々にお勧めしたいです。
正直言うと、私は令和2年の結果を受けて勉強の方向性が全く分からなくなっていました。
不合格になってしまう大きな理由は、勉強の方向性を間違えていたり、受験回数を重ねる中で段々と方向性がずれていくという点にあるのではないかと思います。
そのような中で、安田先生のオンライン添削講座を受講したことにより勉強方法は大きく変わりました。また、安田先生は受講生自身が思考することを特に重要視していると思われます。
オンライン添削講座を受講することによって、試験を乗り越えられるだけの能力や思考を得られると思います。
オンライン添削を利用している又はこれから利用しようとしている後輩受験生にエールの言葉をお願いします
受講されている方々は、既にオンライン添削の魅力に気づかれている方がほとんどだと思われますので、安田先生の指導のもとそのまま突き進んでいただければよいのではと思います。
不安な時期も来ると思います。少なくとも私はしんどくて何もかも嫌になる瞬間がありました。
そのような時は、一度勉強から離れて体と心を休めることも大切だと思います。
心より皆様の合格を祈願しております。
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