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【悪夢日記】恐怖の駅※グロ表現あり

2020/09/10

友人と恋人と3人で電車に乗っていた。とても眠たかった。
「次の終点で降りるよ」と声をかけられたので、慌てて脱ぎかけた靴を履いて降りようとした。そこでうっかり立ったまま寝てしまった(現実でもたまにやる)


目を覚ますと、そこはまだ電車の中だった。このまま車庫に入ってしまうのかと思った。しかし、周りにはまだ乗客がちらほらいる。そもそも終点で駅員がまだ客がいるか見て回らなかったのか…?とぼんやりしていた。
「次は~」
駅員のアナウンスが聞こえた。次の駅がまだあるのか。それならそこで降りて逆方向の電車に乗って合流しよう。きっと心配してる。

「次は~右手切り落とし~右手切り落とし~」
「!?」
なんだその駅名。
「この駅は過去にもののけ退治に成功しているので、駅を封鎖しておりません。ご注意ください」
「は???」
ぼんやりしていると電車が駅に停まり、ドアがあいた。悲鳴があがる。降りた人がいるのだ。

誰かの手が飛んできて窓にへばりついた。ドアの外を見ると左側から、右手を切り落とされた眼鏡の女性が苦悶の表情で歩いてきた。
…降りたらまずい。利き腕は困る…。
そのまま電車の中にいることにした。あちこちから悲鳴が聞こえる。
やがて電車のドアが閉まり、電車はまた動き始めた。

過去にもののけ退治に成功したから封鎖してないってなんだ??要するにこの先の駅には、人間に危害を加えるモノノケがうじゃうじゃいて、1体でも討伐に成功してれば降りることができると。

いやいや、降りませんけど!?

「次は~子どもの手落とし~子どもの手落とし~」

子どもの…つまりターゲットを絞るやつもいるのか。いやいや、そんなことは最早どうだっていい。この電車内に留まれば安全かもしれないが、果たしてこの先この電車は安全な場所に行くのか?最後の駅はとんでもない地獄なんじゃないか…

これは夢だ、と気づいた。しかも昔ネットで読んだ「猿夢」っぽい。

まずい、起きよう、起きよう!と腹に力を入れるが、なかなか入らない。電車が止まる。まずいまずいまずい。

と、なんとか目が覚めた。

次に眠る時に、またあの電車に乗っていませんように。

お世話になった友達全員に焼き肉とかおごりたいです。