キャロチュー。

春から放送されていた、『キャロル&チューズデー( http://caroleandtuesday.com/?lang=ja )』がついに最終回を迎えた。

※『キャロル&チューズデー』に関して、ネタバレ有りです。ネタバレが苦手な方はこの先を読むことはオススメ致しません。


…今朝は、低気圧のせいか気だるいままなんとか昼過ぎにノソノソと起き上がり、そういえば最終回だったなと何とはなしに、でも少しだけわくわくしながら、録画していた映像を観始めた。

『キャロル&チューズデー』は、一話目からなんとなく神アニメな予感はしていた。

ただ、放送開始された頃はちょうど【うつ】の治療を始めた頃。「やってみようかなぁ、と思えることから少しずつ」との主治医のS先生の言葉に従い、観てみよっかな…と、軽い気持ちで観始めたものだった。

火星に移住した地球人×音楽…?なんとなくマクロスを彷彿とさせる。しかし観進めていくうちに、マクロスとはまったく違った良さを感じていく。Netflixで全世界へ配信されているということからか、劇中歌が英語であることも新鮮だった。しかし同時に、メッセージ性にマクロスとの共通点も感じ得ていった。

マクロスのように、三角関係や派手なロボット(?)的要素は無いものの、一言で表すとするなら『キャロル&チューズデー』は『リアル』と、私は思い付く。

マクロスがけして『リアル』に欠けると言っているのではない。(そもそも、私はマクロスの世界観も大好きだ。)

が、『キャロル&チューズデー』の、地球人が火星に移住という設定も、近い将来無くは無いかもしれないし、そうなると地球に住む"地球人"が難民とされることもあり得る。そして、それにつけこむように自分たち(『キャロル&チューズデー』においては火星に正式に住む人々)ファーストの世の中を、リーダーたるべき人らが作っていく。


…いまこの地球上でだって似たような現実がある。

どこの国とは言わずとも…ここ最近の世界の流れは、ひとつの集団を善悪で分け、"悪"を排斥し、淘汰していこうとしているように感じている。"善"とされた、少しだけ強いパワーを持つ側の都合の良いように。

国同士だけではないだろう。国内でも民族同士、あるいは企業の中の派閥や、もしかすると学校などでも、そういった構図は実に『リアル』なことに感じられる。

それもある意味、必要なことではあるのかもしれない。集団に属する全員が同じ方向に舵をとれば、船は力強く進む。問題は進む方向、目的地ではないだろうか…。


最終回でのクリスタルさんの台詞が印象的だった。(アニメを観ながらメモでもしておけば良かったのだが、観ることに必死で、さらに観てすぐに、感動のあまり逆にいつもの癖で←、録画を消してしまった為、うろ覚えである点はご容赦願いたい。)

「地球の難民出身のキャロルと、(火星から地球の難民を排除しようという政策を持つ)大統領候補の娘のチューズデー。あなたたちが通じあって奏でる音楽には、闇の中を照らす光がある」

…そして、(血の繋がっていなかった)母を喪い、独りぼっちだと世を儚んでいたアンジェラも独りではなかった。まさかタオとアンジェラが兄妹のようなモノだったとは…しかも作られた人類?観ながら、一瞬アタマが混乱したものの、ますますそこに近未来的『リアル』を感じた。

ーそれはまるで、奇跡だった。

作品は毎回、冒頭のガスのこのナレーションから始まる。奇跡とはなんだろう?と、ずっと思っていた。今回の最終回でようやく出逢えた、その奇跡の七分間。ガスの言う通り、観ていた私も確かにそれを感じた。

作中に登場したアーティストたちが集まっての、一発勝負の『Mother』。圧巻という言葉では言い足りない。…私は、【うつ】と診断されてから初めて、外からの刺激で、泣いた。泣かされた。

一話目から話が進むにつれ、各キャラクターたちの人生の数ページに触れ続けている気がしていた。それが、見事に最終回で昇華された、と思った。

チューズデーの母親が、息子(チューズデーの兄)に諭され、大統領選のために組んでいた政策コンサルタントのジェリーと縁を切ったシーンも小気味良い。(ちなみにジェリーの中の人は、かのHEROES/ネイサン・ペトレリの吹き替えの方と同じ方だった。そういった役柄がハマる方なのだなぁと、気づいた時は結構嬉しかったw)


『キャロル&チューズデー』から感じ得たメッセージ。それは

We are the world.

これだ。と、思った。

私たちは、世界。

かの有名な、USA for Africaの曲だ。

そのスピリットを感じたのは、『キャロル&チューズデー』の『Mother』で、ステージ全体が映るシーンからだ。クラップしながら、母なる何かに対して、唄う。

We are the worldにも、『We are the children』という歌詞がある。PVで、アーティストたちは『私たちは世界。私たちは皆、(神の)こどもたち。』と、クラップしながら唄っている。

もしこの考えが誤りであるのなら、恥ずかしい以外の何物でもない(笑)が、たしかに私は観ていて、かのアーティストたちへのリスペクトとオマージュを感じた。

そしてそういった考察抜きにしても、とにかく、泣かされたのだ。何に泣かされたのかは、私の語彙力では今は言語化できないのがとても悔しい。

でも、アンジェラが唄い始めたところからはもう、号泣だ。嗚咽した。

最後のアイキャッチ(?)も、何と粋なことだったろう。

will be continued

からの、

in your mind.

たしかに、仰る通りいまだに私の中では、キャロルとチューズデーが唄っている気がする。アンジェラが、自分の唄を見つけ続けている気がする。たくさんのキャラクターたちが、生き生きと歩んでいる。そんな気がする。

それとともに、少し先の未来を観た。そんな気もした。


…私は、決めた。

初回予約特典に間に合わなくても、お金を貯めて、必ず『キャロル&チューズデー』の円盤を買う。買えたら、もう一度一話目から観直して、今度こそ言語化したい。CDも買おう。

加えて、今回『キャロル&チューズデー』から感じ、受け取った『Mother』のスピリットをけして忘れない。

ありがとう、キャロル&チューズデー。

ありがとう。…本来の涙を思い出させてくれて。

自分を縛る鎖を、私も解き放つよ。



【最近の勉強状況】

英語、化粧品検定の勉強ともに、一日それぞれ最低15分以上は継続できています!

化粧品検定は、絶対11月で1級までとるぞー!!!!と、改めて決意✊💕


音楽が、世界の共通言語なら、きっとコスメも共通言語…!

引き続き、私は私の勉強を頑張ります👍✨✨

それでは、また👋


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