メモ #007 ディズニーの歌とジョーク
1. ディズニーアニメいいですよね
最近ディズニーアニメの実写化が多いですね。僕は好きですよ。
英語の学習は色んなやり方がある。英語のドラマをみるなら、継続もするし
楽しい。部分的にではあるけど、方法論として非常に賛同します。
こんなときにディズニーアニメほど素晴らしいものはない。ほかの全てを差し置いてでも必ずみてほしい。単純にたのしいし。
『美女と野獣』。エマ・ワトソンが主演のファンタジーでロマンティック。この組み合わせで実写化するとどうしてもハリーポッターっぽい絵面になるけど。僕は劇中歌がとりわけ好きですよ。
2. 美女と野獣が心を開くシーン
美女のベルが、自分をかばって負傷した野獣を看病します。そんな時間の経過とともに2人が心を許しあっていきます。そんな様子をこっそり家来が見守っている。歌のラストはポット夫人に息子のチップが質問する。
そこで流れるのが"Something There"『愛の芽生え』。以下チップとポット夫人が交互に歌う、いや語る。
…
What, mama?
There may be something there that wasn’t there before
What is it? What’s there?
I’ll tell when you’re older
Okay, I’m older
Chip, You are a one
…(ここまで省略)
何かった何?
何が芽生え始めている
へぇ何なの?何があるの?
大きくなったら教えてあげる
もういいよ 大きくなった
チップもう笑わせないで
3. 英語と日本語のニュアンスの違い
比較する。
Okay, I’m older(もういいよ 大きくなった)
チップが低い声で大人ぶっている気もする。吹き替えでは、あきらかに声色を低く作っている。別におかしくはないけど、僕はどうかな~って気がする。
屁理屈に聞こえるかもしれないけど、oldっていうのは1秒でも経てば、1秒前よりolderなわけで。偏屈なひとがときどきやる。
4. 他の作品でも
米ドラマ『フルハウス』から似たようなやつ。かまってほしい娘に、手が放せない父が言う。
I’ll watch you later.
数分後戻ってきた娘が、あいかわらず手が離せない父に対して、いじわるそうに言う、
Dad, it’s later.
5. 実際の映画シーンをもう一回観る
ここの歌ゼリフはこういう仕組みのやつじゃないだろうか。もちろん声色を変えるっていうのも、同時にあるとは思うけど、合わせ技というか。ただ僕の言っている通りだったとしても、翻訳者を一切責められない。日本語ではこういうニュアンスは出しにくい。ましてや歌ゼリフの一節だから。
ダメ押しで映画のシーンを観てみた。
I’ll tell when you’re older
夫人から言われたチップは、一歩下がって、後ろを向いて少し待ったあとに、
Okay, I’m older
と言い返したように、僕にはみえた。
6. 原作で観よう
これまでの僕のはなしを読んで、たぶん映画を見返すひとはいないだろうけど。でも実際にみて、そうかもと感じる人も、そうでもないと感じるひともいると思う。
ただ確実に言えて、僕が言いたかったことがある。吹替になった時点で、原作品の魅力が3割くらいは失われる。
7. ディズニーは超絶おススメ
ディズニーアニメは、
1. ストーリーがおもしろい
2. ミュージカル調なのも慣れたら、曲とともにずっと思い出に残る
3. ことばの細かなところまで作りこんでいる
4. 全世代、特に小さい子どもも観れて教育的
5. 全世界がみているので、地球上どこのひととも共通の話題になる
なのでディズニーアニメをみて、その中でちいさな宝さがしをしてみたら楽しいと思うよ。
おわり//
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