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のりたま物語 かごんまのやま 第ニ話

 この物語は、フィクションです。


 かごんまの空の
 澄み渡る青空に

 のりたま の泣き声が、響き渡る

 ポンッ。ポンッ。ポンッ。

 のりたま が返したボールが、小さく跳ねながら南さんのところに返っていった。

 南さんと、南さんのお母さんは呆然としていた。

 南さんは、ゆっくりと足元のボールを拾い上げた。

 南さんと、南さんのお母さんは、ゆっくりと振り返って家に帰って行った。

 これがアニメーションダンスの起源。
 後にマイケル・ジャクソンが取り入れて有名になる。
 嘘だ。(1984年よりも前にやってます)

 ガチャ!バタンッ!

 トラックのドアを開けて、運転手が降りて来た。

トラックの運転手「あー!よかったー!泣いてるー!生きてるー!死んだかと思ったがー!」

 トラック運転手は喜んでいる。

 T字路と大きな通りが繋がっているところの角に、布団屋さんがあった。

 そこから、おばちゃんが飛び出して来た。

布団屋のおばちゃん「のりたま ちゃん!!!大変!!!」

 のりたま は、8トントラックに撥(は)ねられた。

 綺麗に空を舞った。

 地面に落ちた。

 そこに、また8トントラックが通り過ぎた。

 トラックのタイヤは、のりたま の左足の甲を踏んだ。

 のりたま の左足の骨は、トラックの重さにたえられずにスネの辺りから2本折れて、スネの皮膚を突き破って外に飛び出していた。

トラック運転手「うわー、なにこれー!骨が出ちょっがー!昨日食べた手羽先がこんな感じだったがよー!」

布団屋のおばちゃん「あんた何を言ってんの!とにかく救急車ね!今、呼んでくるからね!」

布団屋のおばちゃん「もしもし!?ラーメンと手羽先の唐揚げってあります?」

トラック運転手「あんた!どこに電話してんの!?」

布団屋のおばちゃん「ラーメン和田!あんたが余計なこと言うから食べたくなったがよ!」

トラック運転手「こんな時にバカだね〜。…俺のも。」

布団屋のおばちゃん「あいよ。」

 その後、無事に救急車を呼んでもらえた。

 のりたま は、もの凄くアホだが、骨が折れて骨が身体の外に飛び出す程になると、流石に痛みを感じたようで号泣していた。

 それを見て、のりたま をトラックで轢(ひ)いた運転手が

トラック運転手「泣いてるから死んでないな!死んだと思ったが!よかったー!」

 と大喜びしていた。


エンディングテーマ

KeepWalking
かごんまのやま(2024 Remastering)
作詞 のりたま
作曲 のりたま

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