葡萄農夫の本気
今日も愛溢れていきます。
今日も今日とて、
たくさんのご来店に恵まれ、
たくさんの幸せな笑顔に包まれ、
私自身、とても幸せに感じる一日となりました。
デリバリーと言う素敵な時期に、
ここまでSud.を求めてきてくださる皆様に巡り会えた事、
何よりこのお店を作れているこの時間に機会を、
沢山大切にしていこうと改めて感じます。
そんな感謝と愛溢れる皆様へ。
本気でご提案させて頂きたい、
それくらいに物へも、デザイナーへも、何よりSud.へのコミットに尽力したい、
そう思える洋服たち、そしてブランド様をご紹介させて頂きます。
テーマ、物語性が統一され、
洋服に綺麗に作り手のイメージや輪郭が転写された、
美しいコレクションを展開している"Gorsch"。
Gorsch Saison #12のテーマの -葡萄農夫-に合わせ、今期ラインナップの中でも、「葡萄農夫本気のプロダクト」となります。ブランドの有りのままを、難しくも綺麗に繊細に表現した内容をローンチします。
人と人が手を取り合って、人のために物は作られて、そして生まれる。拘りと憧れと、そこに込められたGorschの幼き頃からの思い。
この洋服を知って、深くGorschを知って、心底沢山の方々に楽しんでもらいたいです。
では、どうぞ。
今回ご用意した4型。ジャケットにスラックス、ベストにジャンプスーツ。これら全て同じファブリックの”ウール×リネン”を使用。
展示会時、このファブリックに感動を覚えた事を今も忘れません。ウール×リネンで少し粗野な表情を持ちながらも、品やかで動きの美しいチョークストライク。"春夏の素材イメージ"なんて固定概念を取っ払い、自分の中の腑に落ちる感覚を取り戻してくれた素材。
たて糸に梳毛ウールを使用する事によりリネンのシワを軽減し、光沢感を出した素材。この絶妙な光沢が着古された野暮ったさとフォーマルの両方を醸し出すのに一役買っていると話すデザイナー。
まさに僕自身も伝えたい事はソレなんです。この素材をここまで活かしてくれた、ここまで格好良く一つの洋服として体現してくれたブランドに感謝です。
強みを1本ではなく2本の軸でお互いを削りあわずに持ち合わせる。そんな2強の素材は中々見かけるものでありません。更に緯糸のリネンの節による凹凸が見た目の深みを演出しています。
このウール×リネンファブリックを活用した4型。得とご堪能あれ。
店頭販売開始3月7日（木）より。
※オンラインサイト掲載3月9日（土）11:00~より開始。
素材とのマッチングが有無を言わさない仕上がり。
今期テーマの「葡萄農夫」に乗せ、30年代ドイツにて農夫が村のパーティーに参加する時の装いをイメージしてデザイン。「Bauer」はドイツ語で農夫／農婦という意味を差し、デザイナー自身のイメージにカルチャー、経験を表し、単なるサンプリングではなく、完全独自のオリジナリティあふれる1着を表現。
「しっかりとおしゃれをしているのだけれど、貴族と違い、どこか野暮ったさや、くたびれた服」というところに魅力を感じていると話す、デザイナー。そのイメージが洋服へとしっかり投影されているのが本作。
全体的なシルエットはタイトめな設計。着丈や肩にモダンさを残しつつも、手の込んだポイントが顕著に分かるウエストに滑らかなカービングを添わせています。元々手作業で全てを一貫して行われていたデザイナー。信頼を寄せられる設計に僕自身としても袖を通して理解できる深さがありました。
ボディーの大きさに対してポケットを小さめにしたのは、紳士服とは少し違う印象にしたかったとの事。まさにその印象に仕上がり、固い仕立てにならず、少し肩の抜けた、カジュアルさも演出できる、ジャスト目なジャケットへと昇華されています。
春夏のテーラード選びの難しさは言わずもがなだと。そんな中で、袖を通すだけで納得をくれるのは、Gorsch自身の培ってきたその経験にあると感じます。季節は待ってくれません。長く自分の手元に置いておきたいテーラードジャケット。組下の抜群のスラックスと共にセットアップでどうぞ。
自分自身が前職の時このGorschとの出会いを生んでくれたトラウザー。心底感動し、このブランドを好きになたキッカケで、本当に毎日履いていたな～と約3年ほど前の記憶をさかのぼります。
デザイナー自身がベルリン在住時から続く定番のトラウザー。やはり定番には定番と言わしめる良さが、溢れんばかりに詰まっています。
2本のタックをとり、内側に倒すことでフォーマルな印象に。ただフォーマルすぎる印象を持たせ過ぎない設計がワタリに込められています。「神は細部に宿る」の体現はこの独特ながらも生地がしっかりと落ち、ワイドながらもすっきりとしたシルエットにあります。
ワイドながらもワイドすぎず、流れるようなテーパードが品と汎用性を作ってくれています。今回嵌め込まれたファブリックはウールリネン。このファブリックは恐ろしい程に春夏の需要に適しています。
仕上げのソフトワッシャー加工も素材の風合いを引き立て、着用した際に納得を生むポイントとなっています。中々出会えるものではないトラウザー。パンツはスタイリングの軸だと、常に店頭で話しますが、まさにこのようなパンツを一本取り入れるだけで、その話のミソなポイントが理解できるはずです。このパンツと共に良い夏を迎えて下さい。
独特な設計が特徴のベスト。
クラシカルで少しこってりした佇まいなベストながらも、袖を通すと少し余白を感じられるモダンさも含まれています。
第一ボタンの少しアンバランスな位置づけが、軽くさりげないエッセンスとアクセントを加え、大人の遊び心を表現した一着。絶妙な首元の設計の為、シャツ襟との相性も、クルーネックインナーとの相性も良く、インナーで遊びを利かせられるのもまた、ポイントの一つです。
クラシックなシャツ合わせで、少し遊びを利かせたくなる、そんなアイテムとしての完成度が高いのに何故か沢山の遊び心を沸々とさせてくれるベスト。
クラシックに組むにも、モダンな雰囲気で今らしい合わせも、どちらも楽しんで頂けるデザインに仕様に、サイジング。作り手の技術を着用から感じられる洋服はとても素晴らしい説得力だと感じます。
そんなベスト。僅かです。
Gorschらしい雰囲気マシマシのオールインワンも入荷しております。
培った経験から、らしさと新しさを感じさせてくれるオールインワン。ワークテイストで踏襲されたディテールワークもさることながら、ベスト同様使われている、ウール×リネンのこの素晴らしい素材がクラシカルな雰囲気を演出し、カジュアル過ぎない、一番手に取りたくなる、武骨なオールインワンとなっております。
沢山配されたポケットをフル活用するのも良し、有難いベルトループでクラシックに締めて着ることも良し、持ってくるインナーやシューズでふり幅を沢山持てる、ジャンプスーツとしての需要をしっかり持った一着です。格好つけて腰巻も試してみてください。
愛が溢れすぎて、
久しぶりにとてつもなく長くなってしまいました。
ただ読み始めるときっとここまで読んでくれている方が多いんじゃないかなって勝手に思ってます。（願望です。）
物語性もテーマ性も、コンセプトも。
全てとても大切な要素で、大切な芯の部分ですが、
何よりそれが着ることで伝わってくる洋服。
そこに僕は感動とロマンが詰まっていると感じます。
唯一無二。是非ご堪能下さい。
イシカワ
-------------------------------------------------
MusterWerk Sud.
13:00-20:00(時間外アポイント制)
〒550-0005
大阪市西区西本町2丁目4-4 三栄ビル204
-------------------------------------------------
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？