映画のこと

こんにちは、こんばんは、おはようございます。

ネタ切れする未来が見えたので
タイトルは平凡シンプルそのままにすることにしました。
考えるのは楽しいけれど、こだわることと、変わることを
見極めるのも大事なんだと思いました。

はてさて、今回は映画のこと。


10月15日公開の「燃えよ剣」
16日に異物を身体に投入した関係で
ようやく23日に観に行けました。

原作の司馬遼太郎氏の小説「燃えよ剣」は読んだことがあり
その実写映画化ということで、迷いました。

原作を知っている作品であり、主演がアクションで名高い
岡田准一さんと言うことで、観たい気持ちもありました。

しかし、原作を知っていると、原作に当て嵌めて想起した
登場人物のイメージがあります。
なので、そのイメージとずれることへの違和感が怖く
観たくないと思う気持ちもありました。

今回は、観たい気持ちが勝ったのと、
元々史実を基にできている原作の小説の為、
実写映画化したときの違和感が小さいことから、
公開前から観に行こうと決めていました。


レビューを書こうという気持ちはありません。
批評を書くのは、そういうのが得意な方にお願いしたいから。
だから今回の映画の話は、映画そのもののこと。


元々、そう映画館に通うタイプの人間ではありません。
映画という作品にたくさん触れてきたわけでもないですし
好きな俳優さんがいるわけでもない。

どちらかと言えば、俳優さんには疎くて、
描かれた作品の物語のほうが、好きでした。

昔から好きだったのはアニメ映画。
スクリーンに映し出される俳優さんへの憧れや
夢を抱くようなことはありませんでした。

映し出される物語にぐっと引き込まれて、
わくわくしてハラハラして、ドキドキする。
いつからか、その「初めて」への経験が癖になりました。
ライブという「その時にしか味わえない」ものへの
高揚や夢や幸福感に憧れました。

再び映画館へと足を運ぶきっかけは
奇しくもこの、自粛期間と言われる約1年半のお陰でした。

新作映画の公開延期に伴うリバイバル上映
新作映画の上映
この世界から去ることを選んだ俳優の軌跡のような作品の上映

映画が終わったあとに訪れる「間」が好きだと思いました。
詰めていた息を吐きだして、現実に還ってくる時間。
終わって席を立って、作品を想いながら歩く帰路。


エンドロールに刻まれた名前をすべて追いかけることも、
覚えることもできないですが、
関わった作品のエンドロールは誰かの生きた証になる。
なんとなくそんな気持ちになりました。


エンドロールにはまた早い


時を同じくして、書き始めた物語の断片たち。
長い長い物語を描きながら、小さな片隅の物語を描く。
長いお話はまだ、書いては直してを繰り返しているから
誰にも見せられないけれど、いつか誰かに読んでほしいと
そう願いながら書いています。

小さな片隅のお話たちは、気の向くままに
浮かんだときに書くつもりなので
付随したnoteを書いたら共有していこうと思います。


映画や小説、作品を遺せる方々を
少しだけ羨ましくて、羨望が過るときがあります。
それだけの努力を重ねているのでしょうし、
この感情は私の今の生き方からすれば、似合わないもの。
創造する場所に、想造する場所に立とうともせず
片隅に足を突っ込んだだけで、結果を羨望する。

こういうだめな自分を辞めるべく
本当のことを隠さない場所と
思い浮かんだ世界を紡ぐ場所を
少しずつ、一個ずつつくり始めたばかりです。


後半は少し本質とずれてしまったけれど、
思ったことを書いただけなので直さずにいようと思います。

それと、
予告で気になった作品をまた観に行きます。

配信とか便利な世の中だからこそ
映画館の良さも忘れずにいたいと思いました。



「燃えよ剣」
それぞれの登場人物のキャラ立ちがとても素敵な作品です。
劇場でしか味わえない殺陣のかっこよさがありました。
原作では忘れがちな設定の再現、素敵でした。

終わったあとに原作を読み返したくなりますね。
あのシーンも、このシーンも。2時間という尺の中で
丁寧に拾ってくださって有り難かったです。



いつかまた、スクリーンの向こう側から
心震わす作品に出会えますように。

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