見出し画像

闘病しながら学ぶということ

13歳で起立性調節障害と診断され、気がつけば私は26歳になっていた。

その後発症した線維筋痛症により、今は激しい全身の痛みと、数歩歩いただけでも息が切れるような倦怠感と共に生活している。

外出時には杖が必須。

杖でも身体を支えきれず、病院などでは度々車椅子をお借りしている。

こんな状態だが、私は学生なのだ。


今、私が一度に勉強できる時間は5分前後。

笑われてもおかしくないくらい少ない時間だということは、自覚している。

でも、一日の中で体調がよい時間を見つけて、工夫しながらこつこつ学べば、いつか実を結ぶのではないかと思って、その「5分」を大切にしている。


5分続けて勉強できない日もある。

寝転びながらでしか勉強できない日もある。

逆に起き上がって15分くらいできる日もある。

私自身ですら私の体調が読めない毎日だけれど、学ぶことは本当に楽しい。

その「5分」は夢のような時間で、
「神様、どうかこの時間がもう少しだけ長く続きますように」と祈る毎日だ。


たった5分。

されど5分。

その5分を侮りたくない。

普通に起きていられる時間がほとんどない私の毎日に、学びは大きな潤いをもたらしてくれているから。


知りたいことがたくさんある。

やりたいことがたくさんある。

その日をできるだけ実りの多いものにするべく、今日も私は走り続ける。

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?