今、住宅ローンを組むと完済するのは70歳

僕は35歳なので、住宅を購入してフラット35でローンを組むと70歳になる。

25年後、60歳になったときに定年退職するのは難しいと思われる。

住宅ローンが残っているからだ。


ローンという負債を収入がない中で返していかねばならない精神的負担は相当なもの。結局、仕事を続けるハメになるのだ。

その家という箱のために、仕事をする。文字通り命を削るわけだが、意味がわからない。60歳になっている頃は築25年のそこそこ古い家のために老体にムチを打って働くのだ。愛着はあるかもしれないけど、所詮はモノにすぎない。


では、どうするべきか。

1.賃貸物件に住む

2.現金で物件を買う

のどちらか、だ。


僕も会社員で転勤ありきなので賃貸物件に住むのがいいかもしれない。

現金で買える物件を買って、自分で住んで、転勤や他のところに住んみたくなったら、人に貸してもいい。

賃貸に住むより柔軟性は低いけど、それでもローンを残すことはないのでリスク的にも低い。

社会人になって10年間で溜め込んできたお金があるので、築古戸建、都内以外の区分中古マンションなら買えなくもない。


新築の家に住む権利とともに失われるお金、それは時間であり、つまりは生命と引き換えにしてその箱にいる権利が与えられる。

その箱を崇め奉り、大人から価値のあるものと教え込まれてきた人が少なくない。

結婚をして、子供をつくって、マイホームを建てる。

当たり前、かくあるべき価値観で多くの人が持っているが、それを疑うべきだ。


平均年収程度のサラリーパーソンが新築で3000万円以上の家を買うと資産形成上、不利になる。

なぜなら、そのお金を使って投資をし資産が増えると、その資産が資産を産む。

資産資産とうるさいと思うが、毎月12万円のローン返済をし、管理修繕費に固定資産税と持ち家には様々なお金がかかる。

シンプルに共益費込で7万円家賃の家に住めば持ち家よりも5万円以上安くついた分を年間60万円のインデックスファンドを買い、利回り5%と仮定してローンの機関と同じ35年間貯めるとすると5680万円になります。

この5000万円のお金はただのお金でなく、今後もお金を生み出し続ける源泉だ。

マイホームは年々価値が下がり続けることが多い。一部の湾岸エリアのタワーマンションを除けば、たいていは新築購入時よりも価値が下がっていく。

どちらがほしい?資産か、家か。

僕は資産を増やしたいので家は捨てた。

コロナ以降、おうち時間といわれ、家での快適さを重視しているのを逆行しているが、資産を作ってから、家を買うかどうかを考えてもいい。

今、限りある時間、お金を投下すべきはなんだろうか考えるべきだ。


今、ニートをしている人、職場で苦しんでいる人をサポートできる記事を書く活動費にします。応援よろしくお願いします。