キャリア制度が変わる

今、勤めている会社で人事考課が変わるようだ。

何を基準にどう評価されてきたかを見直し、横並びの年功序列色のあった昇給は変わるという噂だ。

というのも、実際にその新しい人事評価制度が始まるのは来年からで、役職も全て見直しされるようで喜ぶ人もいれば悲しむ人も出てくるのだろう。

評価された人はより一層頑張る気持ちになり良い方向にいくその一方でマイナス評価を受けて腐る人も出てくる。

特に競争が少なく、年功序列の中で生きてきた人は同期・後輩から明確に抜かれたとわかるのは残酷で評価されなかった人をどうやってやる気にさせるのか、会社としては1滴でも多く搾り取るようにモチベーション管理をしなければならない。

一部の人が評価された人の足を引っ張るようになったり、サボタージュするようになり、会社全体がギスギスしないかちょっと心配でもある。

自己評価と他己評価は歪みがあるレンズで一方から見た絵ともう一方から見た絵で違うように見える。スマートフォンのインカメで撮った自分の顔に違和感を感じるのと同じだ。

「俺はこんなに頑張っているのに」「私は他の人よりもここまでやっている」といった自分の評価が高くて、なんで会社は見てくれないんだという不満を持つ社員が明確に悪い評価を受けると奮起して頑張るのではなく、あからさまに仕事をやらなくなるのでは？という不安がどうしてもある。

その結果、真面目に仕事を取り組む人に仕事量が偏り、モチベーションダウンになるようなことがないように祈るかぎりだ。

人事制度改革は、終わりが見えている上の世代にとっては大きな影響はないかもしれない。急に給料が半分に落とされる可能性も低い。

しかし、20～30代のこれから先が長い会社員にとっては、新しい人事制度で明確な差が出て給料格差が広がるはず。

厳しい時代だけど、緊張感をもって仕事に取り組む意味ではいい人事制度になって、自分を含めて、全員が成長できる環境になるといいなと思う。