『チャイメリカ』と『チルドレン』

今朝、栗山民也演出、田中圭主演『チャイメリカ』の出演者と公演日程が発表された。田中圭は映像でしか見たことがないんだけど、満島ひかり主演の『かもめ』がNHKで放送されたとき、そのゲスさが素晴らしすぎてテレビの前で思わず「すごい」とか言っていたような気がする。ただ見終わった後は主演の満島ひかり以外だと山路和弘と小林勝也の印象が強く残っていて、実はすっかり忘れていた。いまザッと『かもめ』の感想を検索したところ田中圭を「器用だ」と評している人がいて、なるほどと思っているところ。
田中圭は9月1日から『サメと泳ぐ』に出演する。主演は田中哲司。チケットは早々に売り切れ、今は立見席が売り出されている。私が舞台を見るようになってから立見席が発売されるのは見たことがないので、ちょっと驚いた。この舞台の人気は田中圭の人気によるものだけではないだろうが、彼の人気は一部で爆発的に上がっていて、追加公演があっても立見席が出てもそれでもチケットが取れないと嘆いている田中圭ファンの書き込みをよく目にする。そんな中発表されたのが主演舞台『チャイメリカ』だ。改めて『チャイメリカ』について調べてみると、日本上演の第一報はおそらくここら辺だろう。
「本作は2014 年にローレンス・オリヴィエ賞を受賞した、気鋭の英国人劇作家ルーシー・カークウッドによる社会派現代戯曲。今回が日本初演となる。演出は栗山民也。」(http://entre-news.jp/2018/06/50923.html より引用)
栗山民也といわれるとそれだけですごいんだろうぁという印象を受けるわけで、彼が手がける作品を書いたルーシー・カークウッドとは誰なのかと興味がわく。だが調べてもいまひとつわからない。頼みのウィキペディアは日本語版には載っていないし。
理解できる範囲でわかったことは1984年生まれ、女性、『チャイメリカ』でローレンス・オリヴィエ賞を受賞、2018年9月8日からチャイメリカ後に書かれた『チルドレン』が同じ栗山民也演出で上演されること。
来月上演される『チルドレン』はあらすじをみて驚いた。東日本大震災時に起こった福島原発事故そのものだ。(https://spice.eplus.jp/articles/169484)
内容もすごいしキャストもすごい。すごい。見たい。でも、いつものように北陸界隈での公演がない。
大体こういうオチなんですよ。見たいものが見れないという。
わざわざ東京や大阪に行かなくても満足できるくらい、地方発の面白い舞台があればいいのに。むしろ東京や大阪から北陸に遠征に来るくらいの、見ごたえのある舞台を見せてくれたりしないだろうか。最終的にこの結論にたどり着いてしまう。


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