WebXR Tech Tokyo #0に参加しての学び
ご覧いただきありがとうございます。
先日cluster、Youtube Liveで行われたWebXR Tech Tokyo #0に参加しました 。
イベントでは、WebARの実例やフレームワークについての学びが多くありました。
私はAR開発ではWebではなくUnityで開発を行っていますが、「AR」という単語に興味を惹かれた感じです。
今回はWeb一切触ったことない開発者がWebARイベントで得た学びについて書いていこうと思います。
1.[8thWall x three.js] お家で楽しむWebARを作る(@a_hancho)
このセッションでは、8thWallとThree.jsを使って、WebARを作るもので、制作での躓きや、注意点なども発表されていたため、非常にわかりやすかった。
8thWallとは
スマホで空間トラッキングができるライブラリでWebARライブラリとしても優秀。
UnitySDKも存在する。
また、Three.jsもサポートしている。
注意点など
・下記GitHubのプロジェクトをクローン後、htmlファイルのappKeyを設定する(しないとエラー)
・httpsでないと動かない(デモ環境としてGitHubなどを使う)
・OnStart、OnUpdate、OnCanvasSizeChangeなどは8thWall側が用意した関数で、UnityでいうMonoBehaviorのUpdateやStartのようなもの
・Custom pipeline modulesで出現物、位置、角度などの見た目がいじれるみたいです
2.WEBARを施策で実装してみた所感( @hinatanana7)
このセッションでは、WebAR開発を行った結果、良かった点、悪かった点などを具体的に話されてました。
実例
カルビーAR神社
QRコード読み取り→AR神社でお参り→絵馬作成、ツイート→ASMR動画を流すというもの
使用フレームワーク
・jeelizFaceFilter (顔認識)
・A-Frame
・Vue.js(ページ遷移)
注意点など
・jeelizFaceFilter顔認識が安定しない
・jeelizFaceFilterはいくつかの演出面のプラグインが使えない、らしいです...
WebAR開発の学び
・Web中で完結させないようにしよう(別サイトに飛ばすなど)
・眺める以外の体験(写真を撮るなどの参加行為)
Unity WebXR ExporterでVR刺身タンポポを動かしてみた(@korinVR)
このセッションでは、自作VRアプリをUnity WebXR ExporterでWebXRにビルドすることについてお話しされてました。
個人的にUnityでWebXRがビルドできるとのことで、一番注目して聞いてました。
開発の注意点など
・Unity実行時とブラウザ実行時では、コントローラーの角度が大きく異なる(プラットフォームを判定して設定する必要がある)
・SceneManager.LoadSceneをしないこと(VRモードが解除または止まってしまう)
・WebXRCameraSetの名前を変えない(WebXRManagerでエラーがでる)
開発の学び
Webを一切触ったことがない私にとって、Unity WebXR Exporterは開発の幅が一気に広がるものだと感じました。
OculusQuestに対応しているとのことで、今後、サンプルシーンでも動かしてみたいです。
全体を通して
WebXRはアプリのインストールコストを省く画期的なものですが、フレームワークやライブラリはまだまだ発展途上なものが多い印象でした。
しかし、WebARは興味があったため、どんなものを使って何ができるのかを知れましたし、htmlやjsなどWeb言語を学ぶきっかけにはなったと思います。
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