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スコーンへの愛を語りたいだけ

私はサクサクしたキツネ色の焼き菓子が好きだ。
タルト、クッキー、ミルフィーユ、パイ…

中でもスコーンに心惹かれる。

初めてスコーンの存在を知ったのは、
小学5年生の時だったように思う。

小学生向けの雑誌で、
バレンタインの手作りお菓子レシピが特集されていた。

その中の1つにスコーンがあった。

私はそのレシピを見て驚いた。

大抵の焼き菓子は、
バターを室温に戻して砂糖をすり混ぜるか、
バターを溶かして生地に混ぜるのだが、

スコーンは、冷蔵庫から出したばかりの冷たいバターを小さく切って、小麦粉とすり合わせていくのだ。

え、冷たいバターってあんな固くて使いづらいものを粉と擦り合わせてくるって、
どういう事⁈

スコーンの作り方は、
私の経験と想像の範疇を超え、
未知の領域のものだった。

そして、そんな作り方のお菓子でどんな味なんだろう

私はとてもワクワクした。

それに、「イギリスのアフタヌーンティーで食べられてきた伝統的なお菓子」っていう歴史も、なんだか素敵じゃないか。
上品なマダム達が紅茶と共にスコーンを食べる絵が頭に浮かぶ。

それから何年か経ち、実際にスコーンを食べる機会があったのだが、
初めて食べたスコーンの味は
なぜか、覚えていない。

初めてレシピを見た時の
驚きとワクワクの方だけが、強烈に印象に残っている。

ちなみに、あの冷たいバターを粉とすり混ぜる方法によって、小麦粉のグルテンが作られるのを防ぎ、スコーン独特のサクッとした食感になるそうだ。

今でもお菓子屋さんやパン屋さんに行くと、
他の焼き菓子がたくさん並んでいる中でも、
スコーンが輝いて見える。

私の中の美味しかったスコーン最新版は…


塩キャラメルナッツ味!!!!!

普天間のmarph kitchenのスコーン

もそもそ感がなくて、ずっとサクサクした食感が楽しめるし、
キャラメルの甘さと胡桃の香ばしさと、たまに感じる塩味が絶妙

そうそう、
美味しいものを食べるって、
ただただ楽しいんだよね♪
そんな事を感じたスコーンでした


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