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やる気はあとからついてくる 岩瀬コラム30

やる気がでない

「勉強しよう」
「自分の考えを整理しよう」
「痩せるために運動しよう」

気持ちでは取り組もうと思っているのに、実際はできずに終わってしまうことってありませんか?

そんな時、できなかった理由として出てくるのは、
「今日はやる気にならなかった」
「気分が乗らなかった」
という時ってあると思います。

私自身も、よくこのパターンで結局何もしなかったということがあります。

こういう時に自分のやる気を引き出せる方法はないか、いろいろと試しました。

例えば、気分のあがる音楽をかけたり、スポーツ選手などが目標に向かって努力している映像を観るなど。

しかし、これらの方法は現実逃避になることが多く、もっと気分の上がる音楽や映像を探したりしてしまい、結局時間だけ浪費してしまいました。

このような失敗も経験してきた中で、やる気がでてくる方法について整理しました。

まず、やる気には主に2つのパターンがあります。

1つは、「やる気があって行動するパターン」です。
何らかの刺激によって気分が乗って行動に移せる時のことです。
体調が良い、明確な目標があるなどがこのパターンかと思います。

このパターンの場合、やる気があって行動できている時は問題ありません。
しかし、上述した例のように、やる気がでない時は何もしないということが起こってしまいます。


そこで、今回ご紹介したいのはもう1つのパターンです。
もう1つのパターンは「行動するからやる気になる」パターンです。



行動するからやる気になる

ドイツの精神医学者クレペリンは、「行動すること」によってやる気や集中力が引き出されることを発見し、「作業閾値」と言われています。

一定の時間作業することによって、脳に刺激が加わり、やる気がでてくることが科学的にもわかっているのです。


実はこの現象は、多くの方が経験しているかと思います。

例えば、

・朝起きて仕事に行くのが嫌でやる気がでなくても、職場について仕事が始まったら集中して働いている。

・普段掃除をしないのに、掃除し始めたら細かいところまで凝って掃除してしまう

といったような経験は少なからずあるのではないでしょうか?

つまり、やる気がでないと嘆くのではなく、まず行動してみる。
行動することによって、やる気がでてくるのです。
10分程続けることによって、脳からやる気のもととなる神経伝達物質が分泌されてくるそうです。
思い立ったら、まずは10分行動してみましょう!!

行動し始めたら、やる気や集中力がでてくるのを感じられると思います。


私自身もこの効果を感じており、ほとんどの場合は10分なんて時間を忘れてしまうくらい没頭できます。

ですが、たまに10分も集中できない時があります。
そんな時は、今はやるべきタイミングじゃないんだと割り切っています。笑



環境を利用する

「行動するからやる気がでる」と知ることで、「とりあえずやってみるか」と、行動できることが増えるかと思います。

ただ、それでも行動できない時ってありますよね。
私自身もまだまだそんな日があります。

だからこそ「行動しなきゃいけない環境を作ること」を意識しています。

例えば、私の場合は「自分の思考を整理するためにアウトプットする習慣を作りたい」と思っていても、自分1人では続かなかったり、なかなか行動できなかったりしました。

そこで、同じ志を持つ仲間と、このnoteのように共同執筆したり、朝活部をしたりして、サボりづらいような環境を作りました。

他にも施術のクオリティを上げれるように後輩と定期的に施術の練習をする時間を作ったりもしています。

このように、自分に必要だと思う環境を作ってしまえばやる気がでない時でも半強制的に行動できます。

行動できれば、やる気はあとからついてくるので。

自分の家族や友人、職場の同僚など、お互いにメリットがある方を巻き込んで環境を作ってしまいましょう。
今の時代であれば、オンライン上でも探すことができます。

注意点としては、あなた自身が過負荷となってしんどくならない程度に設定するようにしてくださいね。

自分1人では続かないことも、仲間がいれば頑張れる。
だからこそ周囲の人や環境に感謝する気持ちも忘れずに。

環境を上手に利用して、やる気をコントロールしていきましょう。


お読みいただきありがとうございました。

岩瀬勝覚
理学療法士
JARTA認定講師/認定スポーツトレーナー

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