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PROTO #010 【サラリーマンが会社の看板外して活動的な個人に囲まれるとどうなるかの実証実験】

解体前のビルを拠点に半年間限定で活動するプロジェクト「PROTO」に、THE★典型企業のサラリーマンであるYosukeが会社の看板を外し一個人として臨んだら、いったい何が起こるんだろう。そんなことを記していく連載です。(これまでのエントリーはこちら

今日のPROTO

今日と言いつつもう2日前の話です。ついにルール破ってしまった。先週土曜日は「PROTO開き」と題してオープニングパーティーやったりました。2週間前にいきなり決まったので当日までどうなるか分からなかったけど、フタを開けてみれば100人以上で満員御礼。スゴイ熱気。PROTOメンバーがいかに求心力があって濃い面々だったのが垣間見れた一日でした。もう来てもらった人に感謝感謝です。

ちなみに12月から1か月限定でFreespace TokyoというプログラムがここPROTOで展開されることも公表。サンフランシスコ発・世界11ヶ国25都市(だったかな?)で展開される、アーティスト・クリエイターが無料で使えるスペース。日本ではここが初めて。シェアリングエコノミーに根差したプログラムになりそう。

ちなみにさっきからたびたび見えるこの木のフレームはメンバーの一人がこの日のためにレーザーカッターでつくりました。すご。

自由=自分で律する

さて今回のPROTO開き、実は幹事的なことをしていたのだったけど、仕事とは勝手が違って本当に不安続きの日々だった。仕事であれば色々と与件(目的、意思決定者、アサインメンバー)が定まっていることが多い。でもここではすべてが自由。自由ってことは自分で律しなければいけない。どうしたいかを自分たちで定義しなきゃいけない。でもそこのとこを自分が良く認識せずに幹事として走り始めちゃったから、目の前に見える具体的なところばかり手を付けてしまった。結果として意思決定をする判断基準は“空気”になりがち。アサインはあやふや。自分自身もPROTO開きにコミットする時間を意識的に作れず。冷静に振り返ると反省ばかりだった。

WEB × フラットなプロジェクトの難しさ

もう一つ仕事と勝手が違ったのは、やり取りのほとんどはWEB上だったってこと。かつ基本は自由意思で取り組むものであり義務ではないので、だれも意思を向けなければ、顔を合わせる機会も少ないので、何も動かないまま、ただただ時が過ぎるだけ。これは普段のサラリーマン生活では体験することのない驚きだった。仮にWEB上でも仕事であれば義務と権利が発生し動いていくものなんだろうけど(違うのか…?)、これはあくまでも自分たちが好きでやってること。そこは独特の難しさがありそう。

意志あるとこに人は通ず

ネガティブなことばかり書いたけど、実際終わってみた感想は180度違ってとてもポジティブ。なぜなら最後にはみんな助け合うことが分かったから。結局自分たちでやりたいと言い出したことだし、その実現のためのお願い事だったらみんな協力するし、なにか貢献できないかそれぞれ考えて動くし、そういうポジティブな力の推進力はすごい。どれくらいスゴイかと言うと危ういと思っていたことがなんだかんだ何とかなっちゃうくらいスゴイ。だから「やりたい!」って思ったことを真摯に伝えれば人は動くし、その意志を欠かなければ最後には実現するんだと思う。意志が道をつくるというよりかは、意志が人につなげてくれる。そんな感じ。

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