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PROTO #020 【サラリーマンが会社の看板外して活動的な個人に囲まれるとどうなるかの実証実験】

最近のPROTO

今回はPROTO言い出しっぺが満を持して送り出す初自主企画○○Nightシリーズに来た。簡単に言うとPROTOメンバーを独断と偏見でとあるカテゴライズして、登壇者として招き、そのカテゴライズしたテーマについて話してもらう会。
第一弾は職人Nightと称して、デジタルファブリケーションに従事する人、グラフィックデザイナー兼モノづくりな人、ECやCFでモノづくりを支える人、ライターとしてモノづくりの最前線を見ている人、の計4名。改めてPROTOメンバーのバラエティの広さを知る。

これからの職人

話された内容はとてつもなく多岐にわたって正直あまり覚えていない。それでも印象的だったもの、記憶に残っているものをいくつかダラダラと。
まずは職人と作家の境界が曖昧になってきてるらしい。ある種趣味の領域であり一点物しか作らない人たち=作家のアウトプットが様々な技術で再現可能になったりビジネスに結びつくようになるってことらしい。
次にビッグワード化してるFabについて。厳密にはデジタルファブリケーションの意。これはただ3Dプリンタとかで再現できるものの幅が広がったに留まる話なく、究極的にはCtrl+Z、つまり元の加工前の材料(?)の状態へ自在に戻せることが出来るようになって初めて、本当に世界を変えていくんだとか。その話を聞いて質量保存の法則・食物連鎖による循環をイメージした。
最後は貨幣経済の衰退と職人の存在意義。貨幣経済が万能ではなくなってきた昨今、仮にこのルールが崩壊したとしても、実際に必要とされるモノを作って提供できる職人は強いんじゃないかって話。
他にもたくさん話したけど、覚えきれなかった。でもこの会話だけでも一冊の本になるんじゃないかっていう、そんな濃さ。

THE★サロン

この職人Night、まさに当初掲げていたサロンという機能を体現するような企画だった。PROTOという予めキュレーションされたメンバーたちが、特定のテーマについて話せば、ここまでの濃さになるんだな、と。理想はきっと自然発生的に夜な夜なメンバーが集まり、さまざまなテーマの議論に花を咲かすこと。要素をそろえただけでは理想通りのコトは発生しないけど、そのポテンシャルがあるならば、少しのお膳立てで花開く。そういう意味では場を設定してあげるって大事なことなんだな。

ちなみに第二弾は勤労Nightらしい。

※※※※この連載について※※※※

解体前のビルを拠点に半年間限定で活動するプロジェクト「PROTO」に、THE★典型企業のサラリーマンであるYosukeが会社の看板を外し一個人として臨んだら、いったい何が起こるんだろう。そんなことを記していく連載です。(これまでのエントリーはこちら

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