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PROTO #024 【サラリーマンが会社の看板外して活動的な個人に囲まれるとどうなるかの実証実験】

今回のPROTO

今回は【Dancing PROTO × vvvv】というイベントについて。「究極の肉体表現であるダンスと、次世代のヴィジュアルプログラミング言語vvvvが出会ったら…」というキーコピーが表わす通り、ざっくり言うとダンスと映像のコラボといった実験企画。自分も“よさこい”というジャンルで参加者として出演。準備期間2か月半、二部構成、出演者10組30名超、来場者100名超。恐らくPROTO史上最も大がかりで、かつ最もプロトタイピングという名にふさわしい取り組みだった。

(リハの様子)

(最終直前ミーティング)

(PA兼プログラミング用ステージ)

アクションは何よりも尊い

主催ではない立場から見て、この企画がPROTO史上最もプロトタイピングらしいと感じる点をいくつか挙げると「前例がない」、「準備はたった2か月半」そして何より「完全を目指すが求めない」といったところ。
主催したのはダンサーであるPROTOメンバーとvvvvプログラマー。つまり舞台(イベント)制作を主としない二人。きっと企画を進める中で次々と具体的な課題やまだ見えない不安が出てきたはず。自分だったら「進めたからこそ見えた課題があった。これが収穫。これをもとに時期を改めて一から立て直そう」とかもっともらしい言い訳をして逃げちゃいそう。けれども彼らはそこで怯まなかった。万全を期すまで実行しないのではなく、良い意味でリスクを冒す。出来ない理由を探すよりも出来る方法を考える。そんなスタンスを貫いていたように見えた。
もちろんイベントの中には批判できるような点もあったかもしれない。でもそんな課題を浮き出すことができたのはアクションを完遂したからこそ。以前、会社の先輩に「アクションは何よりも尊い」という言葉をもらったことがあったが、今回はまさにそれを目の当たりにした。

化学反応/マルチタレント/一堂に会す

他にも今回のDancing PROTOを通して色々と感じたことがあったので記しておく。

まずは新しいつながりがたくさんできたこと。ダンスと映像・プログラミング、相性は良いけど普段つながる機会のない人たちだからこそ、たくさんの化学反応が起こす機会になったと思う。今回のつながりがきっとこれからも色々な場で花開く予感。

また改めて感じたことはマルチタレントな人の多いこと多いこと。主催も弁護士×ダンサー、看護師×プログラマーから始まり、SE×ダンサー×社会活動家、デザイナー×プログラマー、(元)介護士×ライブペインター、弁護士×巫女舞などなど。本職一本な人ばかりじゃないからこそ、今回のような企画がハマったのかも

そして最後は自分の反省。一言で言うと「チームビルディングはまず一堂に会することが大事」。様々なコミュニケーションツールが揃っている現代、会わずとも如何様にでもやり取りは出来るし、モノゴトはすすめられる。でもそれは本来お互いの信頼関係が前提になっているんだな、と。たとえ同じテキストのメッセージであっても、相手の人となりを知っているか否かで受け取り方は違う。そこにすれ違いが生まれてしまう。だからこそまず最初に会って話すことが大事なんだな、と。

いやー、本当に得ることの多い機会でした。感謝。

※※※※この連載について※※※※

解体前のビルを拠点に半年間限定で活動するプロジェクト「PROTO」に、THE★典型企業のサラリーマンであるYosukeが会社の看板を外し一個人として臨んだら、いったい何が起こるんだろう。そんなことを記していく連載です。(これまでのエントリーはこちら

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