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【新人弁護士に送るメッセージ】異次元のスピードで、依頼者から信頼を勝ち取れ!

はじめに

youtuber×弁護士のマイクです。

早いもので弁護士になって4年目になりました。成長しているかどうか、自分ではあまりわからないものですが、1・2年目の頃に比べたら、はるかに事件処理がスムーズになりました。

弁護士になりたて1年目の頃は、本当に大変でした。一般民事を扱う町弁は、扱う事件の種類が多岐にわたります。交通事故、離婚事件、刑事事件に、債務整理など・・・ 

1年目の弁護士は、これまで座学しかしてこなかったので、これらの一般民事を処理するといっても正直言っておぼつかないのが実情です。

ただ、1年目で経験が少なくても、事件処理がおぼつかなくても、依頼者の信頼を得る方法が、たった1つあります!これは、私が諸先輩方が出版された本を読んだことで知識として得られた部分もありますし、私の3年ちょっとの実体験からも言えることです。

そこで、今回は、1年目弁護士が依頼者から信頼を得るためのたった1つの方法について、伝授します。

この記事を読んでくれた新人弁護士が、依頼者からの信頼だけは先輩弁護士よりも多く寄せられるように願って、記事を書きます。

Youtubeはより熱く語っているので(笑)、動画もみてくれると嬉しいです!

▼Youtube▼


依頼者からの信頼が必要なわけ

なぜ、依頼者から信頼が必要なの?

なんて、まだ弁護士になりたての君は理解していないだろうね。

でも、弁護士にとって依頼者からの信頼は何よりも重要なんだ。

信頼の重要性を理解する際に、信頼が得られなかった場合を想定してみると簡単だ。

依頼者が君への信頼を失えば、君が書いた書面、君から送られてくる期日報告、君から説得される和解案、いずれにも猜疑心が働いてしまう。そんな猜疑心が働いている依頼者が君に対して事件の詳細を語ろうとするだろうか。そうなると君は事実を把握できず、本来書面に書かなければならない事実を落としてしまう。そして、そんな書面を提出すればさらに依頼者からの信頼を損なう。もちろん、その依頼者から次の依頼につながることはない。究極的には、依頼者から弁護士会に懲戒請求されるという憂き目を見ることにもなりかねない。

そのため、依頼者から信頼を寄せてもらうというのは、君が依頼者の事件を円滑に前に進めるために何よりも重要なんだ。

信頼をえるためには

依頼者とのやり取りを通じて信頼を得るしかいない。

その依頼者とのやり取りは、大まかに5つある。

①相談段階での対応

②次の動きにあたっての依頼者との打合せ

③その後の進捗状況の報告

④相手方や裁判所の動きを踏まえた方針の伝達

⑤依頼者からの突発的な質問への対応

これら5つの依頼者とのやり取りを、スピーディーに行うこと!

そう、1年目で経験もなく、事件処理がおぼつかない君ができる、唯一の信頼獲得方法は、「スピード」だ!

それだけで、君は信頼される。

多少事件処理におぼつかない点があったとしても、それをカバーできるスピードがあれば、依頼者の信頼は得られる。むしろ事件処理におぼつかないからこそスピードをもって事件処理することで、リカバリーが効く。

君は、なんだ当たり前のことじゃないか。なんて斜に構えて言うだろうね。

生意気なやつが弁護士には多いからね(笑)

でも、君が考える「スピード」の意味とは、全然違うよ!

度肝を抜くスピード

僕らが考える「スピード」とは、たとえば、こんなことを言うんだ。

(例1)依頼者からメールが来た。24時間例外なく、メール1時間以内に返信する。朝起きてから返信するなんて遅すぎる。
(例2)相談を受けたその日のうちにこちらの主張を伝える書面を送る。その日のうちに相手と連絡を取り示談交渉する。

どうだろうか。できているだろうか。

スピードを強みにして依頼者の信頼を獲得するには、ちょっと早いレベルでは全くダメで、他の弁護士と異なる次元でスピード感を示す必要がある。

ちなみに、この異次元のスピードは、僕自身もある本を読むようになってから現に実践している。

その本とは、『日本一稼ぐ弁護士の仕事術/福永 活也 (著)』『異端のすすめ 強みを武器にする生き方 (SB新書) /橋下 徹 (著)』の2冊である。

福永活也氏は、日本で一番稼いでいた弁護士である。なんと2014年~2015年までの年収は、毎年5億円であった(*_*) 先述した(例1)は、福永活也氏の実例である。

また、橋本徹氏は、弁護士→タレント弁護士→大阪府知事→大阪市長とマルチに活躍するバイタリティーある弁護士である。そして、橋本徹氏は、自分の強みを売る際には、「専門分野というよりも、僕の売りは『スピード』です」と断言していたのである。先述した(例2)は、橋本徹氏の実例である。

その2人の著名な先輩弁護士が、口をそろえて「スピード」というのである。このスピード、しかも異次元のスピードを身に着けてるだけで、依頼者からの信頼は確実である。そして、その依頼者はリピーターになってくれ、ほかのお客さんもつれてきてくれる。

スピードだけなら、先輩よりも、むしろ体力のある新人にこそ分がある!

だから、君は、異次元のスピードを売りにしろ!

最後に

新人弁護士で、右も左もわからなくても、他の先輩弁護士を圧倒できる。スピードだけなら、専門性もいらない。

むしろ専門性は、スピードで数をこなし、量が質を上回るタイミングで自然と身につく。心配する必要などない。杞憂だ。

この記事を読んだら、たまっている依頼者からのメール、相手方へ送る書面、全て今日中に送ってしまおう。

「新人の君」だからこそ、できるはずだ!


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