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あの有名なシューズ誕生の背景を知ることができる映画「AIR/エア」

ナイキのあの有名なシューズ誕生の瞬間を描いた映画「AIR/エア」。
先日公開されたばかりのこの映画を観てきたので個人的な感想をざっとまとめてみようかなと思います。

ネタバレを含む可能性があるので、まっさらな気持ちで映画を見に行きたい場合は注意してください。

映画「AIR/エア」

映画「AIR/エア」は、ベン・アフレック製作・監督・出演、マット・デイモン製作・主演により、ナイキの有名バスケットシューズ「エア・ジョーダン」誕生の物語を描いた映画です。
2023年4月7日より全国公開されています。

「AIR/エア」の感想

この映画、エア・ジョーダンのことを知っていても知らなくても楽しめる映画だと思います。
知っていれば大好きな靴の歴史を知れるという観点で満足感のあるものかもしれないですし、知らなかったとしても普通に映画として面白く満足感のあるものになると思います。
魅力は観てもらった各個人によって感じるものが違うと思いますが、ここでは個人的なおすすめポイントをいくつかまとめてみれればなと思います。

マイケル・ジョーダンをほぼ出さずしてジョーダンの凄さがわかる

この映画、ほとんどマイケル・ジョーダンは登場しません。
もちろんジョーダンを語らずしてエア・ジョーダンの誕生を描くことはできないので、正確にはジョーダンの姿が描かれることはほとんどなく、登場人物たちが話すジョーダンの話だけでジョーダンの凄さを感じさせられます。

僕はバスケは全然詳しくないので、ジョーダンも「名前を聞いたことはある」くらいの人間ですが、話に出てくるジョーダンの姿だけで凄さがガッツリ伝わってきますし、それだけ人々を惹きつける魅力があったことも感じさせられました。

自分が本当に信じるべきと思ったものを信じ続ける大切さがわかる

個人的にこの映画はジョーダンを信じる2人の人物がストーリーの中心にあると思います。それはナイキのバスケ部門スタッフの「ソニー・ヴァッカロ」と、マイケル・ジョーダンの母親「デロリス・ジョーダン」です。

ソニーは、ナイキが契約する新人バスケ選手を探す中で、ジョーダンを見つけジョーダンが必ずスターになる人物であると信じて当時のバスケ部門の予算全額をジョーダンに投入するよう組織内で働きかけていきます。
当時ただでさえギリギリの状態であったバスケ部門において、全予算を取れるかわからない1人の新人選手のためにかけようとするその姿は、本当に信じるものであればリスクをとっても信じることが必要な時もあるということを感じさせられます。

そしてもう1人「デロリス・ジョーダン」。
彼女は、ジョーダンの実力を誰よりも信じ、これまでのバスケットボールスターの誰よりもすごい人間になることを確信していました。
だからこそ、ジョーダンのことを本気で思うナイキの提案に彼女も本気で向き合ったのだと思いますし(ジョーダン自身は一番はじめナイキ以外と契約する気だったそう)、オファーを受ける際にもエア・ジョーダンの売り上げの一部を永遠にジョーダンの取り分とするという強気な提案ができたのだと思います。

80年代をバチバチに感じられる

僕はアメリカ出身でもないですし、80年代には生まれてもいないので本当の80年代はもちろん知りませんが、この映画ではその当時の雰囲気を映像はもちろん、流れてくる音楽などからもバチバチに感じることができます。
80年代を知らなくても、たぶん「80年代やな〜」って思います(笑)

さいごに

今回は新作映画「AIR/エア」の感想を個人的な観点でまとめてみました。
この映画、知ってる会社の知ってるシューズの話ということで、元々ものごく身近に感じやすい映画ですが、ストーリーなどもものすごく見やすくなっており、シューズ好きからエア・ジョーダンやマイケル・ジョーダンを知らない人でも気軽に見に行って満足することができる映画だと思います!

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