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圧倒的解釈一致な「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」

公開直後から世界的に大ヒットして、先日ついに日本公開もはじまった「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」
早速観てきたので個人的な感想をまとめてみようと思います!

ストーリーのことはあまり書かないようにしていますが、ネタバレに注意してください。

「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」について

概要

この映画は言わずとしれたゲーム界の王様とも言える「スーパーマリオ」シリーズを原作としたアニメ映画です。
今回の映画では、怪盗グルーシリーズなどでお馴染み「イルミネーション」とマリオの生みの親でもある「任天堂」が共同制作という、本気度がめちゃくちゃ伝わってくる制作体制にもなっています。
映画は、2023年4月5日にアメリカなどで公開、そして同月28日についに日本でも公開されました!

ストーリー

マリオのステージをあえて改めて説明する必要もない気がしますが、映画版のあらすじを少しだけ。

ブルックリンで配管工事を営むマリオとルイージは、とある時にブルックリンで起きた排水管破裂による洪水のニュースを見てそれをなおすために下水道に。その下水道で謎の土管を見つけるのですが覗き込むと2人はその土管に吸い込まれてしまいます。

その先でマリオとルイージはそれぞれ違う国に飛ばされてしまうのですが、マリオは自分が飛ばされたキノコ王国で出会ったキノピオに、ルイージはクッパという悪者が支配するダークランドに飛ばされたという話を聞かされます。

そこからルイージを助けようとするマリオ、そしてクッパからキノコ王国を守ろうとするピーチ姫が一緒にクッパを倒そうとするストーリーです。

「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の感想

この映画、まずはめちゃくちゃおもしろかったです!
重厚なストーリーがあったり、ものすごく深い教訓があるわけではないですが、マリオに必要なのは正直そこではないですよね!エンターテイメントとして圧倒的に面白ければいいんです!
そして今回の映画ではそのエンターテイメントとしての面白さが100%詰まっていました!

その上で個人的に気に入ったポイントなどを少しまとめてみようと思います。

圧倒的解釈一致!

今回一番感じたのは、このnoteのタイトルにもしている通り「圧倒的に解釈一致している」という点です。

スーパーマリオブラザーズのゲームの中でがっつりマリオの背景とかストーリーが描かれていないからこそ自分たちの頭の中で思い描いているマリオみたいなものがあるんじゃないかなと思っていて、だからこそ映画のマリオがそれと違った時に違和感があるまま映画を観てしまうことになるのではという不安もありました。

ただ実際始まってみれば全然そんなことないです。
マリオとルイージの関係性や、キノピオのちょっと三枚目なキャラクターはもちろんのこと、個人的にめちゃくちゃ解釈一致していたのがゲームのステージで使われるブロックや移動する床などのパーツが、劇中の街に組み込まれた時に動きとか使われ方がめちゃくちゃ解釈一致してました!

あと個人的にめちゃくちゃ解釈一致してたのがマリオたちとクッパ軍団のカーチェイスのシーンです。
このシーンでマリオカートでお馴染みレインボーロードが登場するんですが「レインボーロードってやっぱり難しいんや(笑)」っていうのもいいですし、あと敵キャラでマリオカートのアイテムとしてもお馴染みのトゲゾーが登場するんですがこの使われ方もマリオカートを知っていればめちゃくちゃ面白い使われ方でものすごく良かったです!

音楽もワクワクする

マリオの映画なのでマリオのBGMはめちゃくちゃ使われます。これも映画的な感じでスケールアップしていてすごくワクワクします!

ただそれだけではなく、イルミネーションが制作していることもあってか懐かしい洋楽の名曲とかもところどころで流れたりするんですよね。
このマリオの世界観と実際の世界みたいなのがクロスしている感じがして楽しいですし、洋画だからこそだなとも思えます!

おわりに

今回は世界的大ヒット中の「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の感想をまとめてみました。
これまでやってきたマリオのゲームの魅力が詰まりきっていてとにかく楽しい時間です!

あとは今回字幕版で観たのですが、吹替は日本は日本用に脚本を作っているらしくその脚本はヨーロッパ企画の上田さんがされているとのことなのでこちらもすごく気になります…!


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