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エンジニアになって1年が経った

こんにちは、箱です。

タイトルの通りなのですが、2019年の9月にエンジニアとして今の会社に入社してから、無事に丸1年が経ちました。最近noteはご無沙汰だったのですが、せっかくなのでこの1年を振り返る投稿をしてみたいと思います。

これまでやってきたことを振り返ることで、今後の目標が見えてきたりとか、自戒になったりするのではないかなと思っています。エンジニアになったばかりの人や転職を目指している人にとっても、今後のキャリアをイメージするためのヒントになれば幸いです。

四半期ごとに振り返る

いきなり長々と語るのはアレなので、最初にこの1年を四半期ごとに一言で表してみました。

1~3ヶ月目:必死についていく期
4~6ヶ月目:開発楽しい期
7~9ヶ月目:コロナ病み期(笑)
10~12ヶ月目:開発できない期

ネーミングセンスの無さを発揮していますがw、早速四半期ごとに見ていきます。

1~3ヶ月目:必死についていく期

これは言葉の通りなのですが、入社して間も無くの間はとにかく必死についていくという感じでした。未経験の状態で入社しているので、スクールを卒業したとはいえ業務レベルの開発についていくのはそれなりに大変だったなと思います。

具体的に何が大変だったかというと、

・仕様理解
・既存のコードを読むこと
・Git

あたりかなと思います。

Gitに関しては、スクールのチーム開発でなんとなく流れを理解しているつもりではありましたが、CUIに慣れていなかったためつまづくことが多かったです。

その他の細かいことに関しては、以下のnoteで当時の心境など色々と書いていますので、気になる方は読んでみてください。

4~6ヶ月目:開発楽しい期

こちらも言葉通りなのですが、開発をやっていて一番楽しい!!!と思えたのはこの頃だったかもしれないです。

ちょうど開発フローに慣れ、既存のコードが読めるようになり、自分で考えて書けるようになり、新しい機能の設計や仕様固めの段階から任せてもらえるようになった頃でした。自分の頭で考えて、どのように実装すれば運用面で楽になるかとか、もっとこうした方が良いんじゃないかとか、もっと綺麗なコードが書けないか?と試行錯誤するのがとにかく楽しかったです。

この時期のことに関しても、4ヶ月時点でのできることや感じていることを別のnoteに書いていますので、気になる方は読んでみてください。2ヶ月時点でのできることとの比較もしたりしています。(過去の自分、我ながら有能w)

7~9ヶ月目:コロナ病み期

さて、若干雲行きが怪しくなってきました。w
こちらも題名の通りなのですが、コロナの影響でフルリモートワークになり、すっかり病んでしまいました。

完全に言い訳なのですが、出社できなくなったことは私にとっては最悪の事態でした。先輩とうまくコミュニケーションが取れず、分からないことを気軽に聞けなくなり、開発のモチベーションも下がっていき、進捗がだんだん遅れていきました。自分一人では何もできないんだという現実を突きつけられ、自分はエンジニアに向いていないのかもしれないと自己嫌悪しながら毎日仕事をしていました。

周りが「リモートワーク最高!」と言っている中で、自分一人だけ戸惑い、時代の波と職種のメリットにうまく乗れていないなぁと思いながら日々過ごしていました。

これに関してはチームのコミュニケーションの取り方に問題があったなと思っていて、リモートだからこそいつもよりも密度の濃い対話(口頭・文章)をする必要があったなと思っています。当時自分にそこまでの立場や発言力がなかったとはいえ、助けを求めることはいくらでもできたはずなのに、それを怠ってしまいました。

人によるとは思うのですが、当時実務経験が7ヶ月程度あった自分でも結構悩んだので、今の環境下でエンジニアになるorなった方々はもっと大変なんじゃないかなぁと思います。

もしこれを読んでいる方で、「自分もあまり先輩を頼れなくてしんどい」と思っている方が居たら、勇気を出してSOSを出して欲しいですし、反対に未経験から入社したメンバーを抱えているチームの方が居たら、「何かあったら聞いてください」ではなく、積極的に声をかけて欲しいなと思います。(ちなみに自分は今指導する側になり、この経験からできるだけリモート環境下でも蜜にコミュニケーションをとることを心がけています。)

10~12ヶ月目:開発できない期

開発できないとは??という感じですが、もう少し詳しく言うと「開発に没頭できないくらい忙しい期」でした。もちろん開発の時間が全く取れないというわけではないのですが、やるべきことがたくさんあっててんやわんやという感じ。

具体的には、採用業務とレビューがめちゃくちゃ大変でした。

採用に関しては約3ヶ月間の間、ほぼ毎日2件ずつの面談が入っていました。1回の面談自体は30分前後で終了しますが、事前に書類に目を通したり、終わってから評価を記入したりしていると、やはり1件につき1時間弱くらい持っていかれてしまいます。

レビューに関しては、ちょうど未経験スタートのメンバーが複数人入ってきたタイミングで、実装者に対してのレビュワーが少ない(かつレビュワーが忙しく時間がとりづらい)現象が起こっていました。未経験スタートのメンバーに振るissueは比較的軽めのものなのでPRが上がってくるのも早く、とはいえ1回でLGTMを出せる確率も低く、必然的に「何ラリーか続いているPRが常にたくさん溜まっている」状態が続き、結構カオスでした。w

当然「とりあえずレビュー消化しなきゃ脳」になり、1日の流れとしては、「採用→レビュー→採用→レビュー→やっと3〜4時くらいから自分の実装」みたいな感じが数ヶ月続きました。あ、今思い出しましたがメンバーが増えたことでドキュメントの整理をしたり、社内向けの仕様勉強会をやったり(スライド作ったり)、クライアント向けの仕様書を作ったりなんかもしていました。開発自体の進捗が出づらくモチベーションも下がった気がするので、今考えたら結構キツイですね。苦笑

こうやって文字で書いていると、「なんでもっと早くあの状況を打破できなかったのだろう」「他に方法はなかったのか」とか色々考えられるのですが、結構思考停止でやり過ごしてきてしまったのかもしれないです。とても反省。ちなみに、直属の上司である開発マネージャーも同じ感じでめちゃくちゃ忙しそうでした。

まとめると

四半期ごとに振り返ってきましたが、一年経った感想をまとめると

・前半は開発たっぷり、後半は開発外で忙しくなってきた
・技術的にはもう少し進歩していたかった
・ベンチャーの成長スピードは大手の4倍(体感)

こんな感じです。

元々採用やチームビルディング的なことは興味があり、ゆくゆくはそういうこともできるエンジニアになりたいな〜とは思っていたものの、自分が想定していたよりも早く経験することになり、その分技術に集中できる時間が(1年目にしては)少なかったかなぁというのが正直なところです。でも別に嫌じゃないというか、これはこれで楽しいなと思ってしまっているのも正直な気持ちです。

どっぷり開発から離れつつある状況にはもちろん焦りも感じているので、そこが今後の課題というか、きっちりと折り合いをつけていかなきゃいけない部分かなぁと思っています。とはいえ、ちゃんとやりたいことも聞いてもらえるし、やらせてもらえるので、この環境には感謝しています。

技術的な進歩に関してですが、元々スクールで勉強していたRailsでアプリケーションの開発をしつつ、今はインフラをメインでやらせてもらえています。Railsに関しては、業務内で必要な実装はある程度実現できるようになったかな?と言う感じ(なはず...)です。設計したり、バッチ処理書いたり、外部のAPI使ったりするのが特に楽しかったです。

あとはJSやGoを書くこともたまにあるのですが、日常的ではないしスキルとしては全然物足りないかなと感じています。実装スピードも速くないだろうし、実力が足りないなぁという自覚は消えないです。

「ベンチャーの成長スピードは大手の4倍」に関してですが、私は元々前職でかなり大きい組織にいたこともあり、採用なんて人事部に異動しないと絶対できなかったし、こんなに当たり前に色々な仕事ができるのはベンチャーならではだなぁと思っています。

大手に丸4年いてもできなかったようなことをこの1年だけでも十分経験することができたので「体感で4倍」という表現を使いました。職種も業界も違うので一概に比べられないとは思うのですが、少なくとも大手からベンチャーに来た身としては「ベンチャーって良いな」というのが感想です。

仕事以外のこと

主に会社での仕事のことについて書いてきましたが、本業以外ではnoteを書いたり、個人的にメンターをやったり、人生初めての副業を経験することもできました。当初目標にしていた「確定申告が必要なくらい稼ぐ」は達成できたので、副業1年目にしてはまずまずかなぁと思います。(ゆくゆくは副業で開発もしたい)

今後やること

1年目の反省を踏まえつつ、今後の業務内で主に頑張りたいのは

・後続の指導
・インフラ強化

です。

後続の指導に関しては、今メンターとして複数人の1on1やissue振りをしていて、なかなか初めてのことでテンパっている部分があるので、きちんと定着させたいです。今後のキャリア的にやっておいて損はないと思っているので、楽しみながらやっていければなと思っています。

インフラに関してはすでに少し前から色々やらせてもらえているのですが、まだ自分一人でイチから構築してくださいと言われると不安なことばかりなので、外に出るときに「経験あります!」と胸を張って言えるくらいにはなりたいです。

もちろんこの他にも、やらなきゃいけないことややりたいことは山ほどあり、勉強すべきことも死ぬほどあるのですが、今の現場で現状最優先なことはこの2つかなぁという感じです。

以上です

振り返りは以上になります。長々と読んでいただきありがとうございました。先輩エンジニアさんから見たりすると「なんか変なこと言ってんな〜」的なところもあるかもしれませんが、以上が1年間がむしゃらにやってきた正直なレベル感と感想になります。(もっとこうした方が良いとか、アドバイスがありましたらコメントいただけると非常に喜びます...)

個人的には文章にすることでかなり良い振り返りができた気がするので大いに満足しているのですが、なるほどと思ってもらえたり、参考になったと感じてくださる方が一人でもいれば嬉しいなぁと思います。

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