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DM30の出番

ここ数日、DM5をメインに使ってみて「他のデバイスとやりとりしなければShift-JISでも行けそう」という感触を得ました。
DM5の弱点はその残念な液晶にあります。
解像度が320*240ドットと低い上に、安価なSTNという方式を使っているので本当に見づらいのです。
そんなサイズでも何とかなったので、ならば画面サイズが大きい方が良いだろうとDM30を引っ張り出してきました。

質感は高い

DM30のディスプレイはモノクロ液晶ではなくE-inkです。
E-inkは電圧を掛けることでインクカプセルを画面側に移動させたり裏側に移動させることで表示を行います。
おかげでクッキリとした紙に印刷したような表示が特徴です。
しかし反応速度が液晶より遅く、残像が残ったり表示のゴミが残ったりするのが難点です。
またDM30では文章を書いていくとどんどん動作が重くなると言う設計上の不具合があるようです。
ひょっとすると、E-inkで書き換えるのにスクロールが伴うと処理に時間がかかるのかもしれません。
そのため動作の軽さという意味ではDM5の方が軽快でした。

とはいえ、DM30はアウトライン表示が可能です。
これは書類を作成するときには非常に役に立ちます。
DM200と違い、アウトライン用の記号は自由に選べませんが、行頭に「.」または「#」があれば自動的にアウトライン見出しにしてくれます。
シナリオを考えるときにはこのアウトラインという項目分けは非常に便利で、アウトラインエディタが使いたいがためにWindowsが手放せないくらいになっています。
(最近はLinuxでもWineが十分に使えるようになってきたので、インライン変換さえ諦めればLinuxでもアウトラインエディタが使えます)

キーボードも広めで打ちやすい

DM30は重量は重く、単3電池2本を入れると約500gとかなりずっしりです。
ただし折りたたみ型なのでフットプリントが小さくなります。
その分厚みはありますが、全体的にコンパクトになるため、小さめのカバンに無理なく入ります。
つまりカバンを小さくすることが可能です。
カバンが小さくなるとDM30で重くなった分を超えて減らすことが出来ます。
布地って結構重いんです。
つまりトータルでは荷物を軽くすることが可能なわけです。

性能やキーの打ちやすさならDM200を進化させたDM250の方が良いのですが、毎日持ち運ぶことを考えるとやはり折りたたみシリーズも新作が出てほしいところですね!

クラウド時代にそれを無視してPomeraの中だけで完了させる。
仕事とプライベートを切り分ければ、それも可能です。
文章作成に集中するためにこのスタイルにするのは、悪くない選択だと思います。


ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。