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物欲に、半分だけ、負けた

少し前にSurface Duoが9万円を切ったので物欲が刺激されていることを書いた。

2画面のSurface Duoを欲する心を諌めるために、すでに所有していたZTEのM Z01Kを引っ張り出して来たのだが……それでも物欲は抑えられなかった。

ZTE製M Z01Kの弱点は「液晶が小さく、2枚合わせても7インチにも届かない」ということだ。やっぱりSurface Duoの8インチは魅力的だ。だが9万円近い出費は痛い……などとモヤモヤしていると、ヤフオクで別の2画面スマホを見かけてしまった。

そう、LG V50 だ。

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LGはスマホ事業から撤退するため、おそらくそれで値崩れしたのだろう、サブスクリーンカバー込で4万円を切っていた。

そしてふと気づくと、手元に届いていたのだ。このあたりの記憶はハッキリしていない。きっと連日の暑さのせいだろう。

アップデートやセッティングの後、早速やりたいことを試してみた。
2画面あるのだから片側をキーボードにしてのタイピングだ。

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LG V50は、基本的に一枚の液晶として使う前提ではないので、切り替える手間は必要だが、ご覧のようにまるでクラムシェルノートPCのように使うことができた。
すべての指でタイピングするわけには行かないが(無理ではない)人差し指のみや、持ち上げて親指のみのスタイルでかなり早く打つことができる。

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それから書籍リーダーとしても優秀だ。
もちろん、中央に大きなベゼルがあるのでそこが目立つが、読書に集中してしまうと思ったほど気にならない。

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本機ならではの面白い機能として、Androidの機能である画面分割を使っての3アプリ同時表示ができる。

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サブスクリーン側は分割に対応していないのでフル画面の1アプリ表示だが、メイン端末側は上下分割で2つのアプリを表示できる。
画像では左のサブ側にtwitter、右側にはChromeブラウザとKindleを表示している。
Youtubeを表示しながら書類作成するとき、web検索などができそうだ。

2画面を使うということはそれだけバッテリーの消耗は大きくなる。
調子に乗っているとたった一時間の使用なのに20%以上も消耗している。
サブスクリーン側にバッテリーを積んでいないので、本体のバッテリーで全てを賄っている構造だから仕方ない。
これは総重量を抑えることとトレードオフだ。

それから、クラムシェル状態で使うことを想定していないので底面はツルツルで滑る。
タイピングするとどんどん動くのでこのままでは使いづらい。
そこで私はちょっと格好悪いが、背面にスポンジを貼ることで滑り止めと、ガタツキ防止の足にすることにした。

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貼る位置は考えないとターンオーバーしたときにマグネットセンサーが働かなくなるので注意が必要。

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しかしこれで滑らずガタつかず、快適になった。
10本指が使えるような状況ではないので、Gemini PDAには及ばないが、それでもそれに近いタイピングができるのは非常に嬉しい。

しかし、やはり物欲というものは手強い。
それでも9万円の出費を4万円に抑えたのだから、半分しか負けてないと言えるだろう。

ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。