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Arrows TabをChromebook Tab化

Windows10を入れることを断念しZorin OSを入れたArrows Tabですが、ふと思いつきでCloudreadyを入れてみました。
これが思いの外快適だったのでZorinを消してCludreadyにしてしばらく使ていました。
手書き日本語入力も可能です。まぁ、「平がな→漢字変換」こそ出来ませんが……
人間、こうなると更に欲が出るもので、Androidアプリも使いたいな……などと思うようになって来ました。
そもそもこれは玩具にするために購入したタブレット……ならば何度でもインストールしてやりますとも!

やり方は以前に書いた通り。

なので、詳しいことは省きます。

というわけでまずは適したOSイメージの入手

Arrows tab のCPUはATOM Z3795なので、ATOMを使ったChromebookを調べます。
あいにくZ3795搭載のものは見当たりませんでしたが、Acer Chromebook 11 CB3-132がAtom x5-E8000でした。
CeleronやCore iシリーズに比べたら同じATOMの方が良いだろうと、このイメージをダウンロード。
まずは第一関門クリアです。

インストール先のドライブを調べよう

以前にOnemix3に入れた時はインストール先のドライブ名は/sdaだったため、そのままでした。
しかし、ビルドインのeMMCは/sdaではなく/mmcblk2となっていました。
これをメモしてinstall.shの中味を編集して直します。
これを行わないとインストール先のドライブが見つからず、無限ループに入って失敗しますので注意です。
ここでインストールに使うLinux Mint上でshファイルを編集できればよいのですが、自身のファイルはロックされているようなので一度終了させてからWindowsなどで編集しました。
これでインストールの準備は完了です。
あとは思い切ってクリーンインストール!

完全なChromebook TabになったArrows

初回起動はかなり待たされるため、フリーズしているのかとドキドキしますが、信じて待ちましょう。
2度目からはここまでかかりませんので。
こうして本当のChrome OSになり、Androidアプリが使えるようになると、感動ものです。
唯一の難点はZorin OSでは出来ていた自動回転が出来ないことです。
横から縦にするには手動で設定からディスプレイの回転をさせなければなりません。

しかし付属のワコム式ペンの動作はZorin OSよりも快適です。
Zorinだと誤反応してしまうため、結局付属ペンは使わず、指タッチをするしかなかったのですが、Chrome OSではバッチリ。
そもそもChromebook Tab10はこのワコム式ペンを採用しているので、ドライバが提供されているのでしょう。
このペンだと手書きが非常にスムーズなので、入力が捗ります。
※ちなみにこの原稿の下書きは、Chromebook Tab化したArrowsで手書き入力で行いました。

Arrows Tab Q555/K64の重量は630gと見た目よりかなり軽いので、正式なChromebook Tab10よりも使いやすかったりします。
久々に使い勝手の良さそうなガジェットを編み出せて、ちょっと幸せな気分です。

ゲーム業界に身を置いたのは、はるか昔…… ファミコンやゲームボーイのタイトルにも携わりました。 デジタルガジェット好きで、趣味で小説などを書いています。 よろしければ暇つぶしにでもご覧ください。