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不倫の芸能ニュースとケーキビュッフェ

こたつ記者・編集者なので、芸能人の不倫の記事も熟読します。

たまたま最近はヘルスケアネタが多くなっていますが、少し前までは芸能まとめ記事も書いていたので、今でも大きなスキャンダルをチェックするのも仕事のうちだったり。

読めば読むほど思ってしまう。

私がもし若い女優だったら。という観点で考えると、子供がいても不倫しないとは言い切れない、と。

実際は、若い女優ではなく、中年のライターなので、多分そんなドラマチックなことは起きないですが…。

三大欲求、てよく言いますけど。

仮に、性欲やら恋愛衝動を食欲に変えてみたら、

「食欲のある若い時、毎日のようにランチにヒルトン東京のいちごフェアのケーキビュッフェに連れて行かれて、10分に1回トングを持ったウエイターがケーキを勧めてくるのに、スコーンしか食べない」

とか、厳しいです。

芸能人の美人なんて、環境的にはこんな感じなのでは?

正常に女性ホルモンが出ていて恋愛衝動がある中で、魅力的な異性から度々アプローチされたら、アスリート並みの忍耐力がなきゃ、全拒否は難しいのでは……。

リアルな私は46歳の引きこもりライターなので不倫は多分しません。

それは、もはや胃腸が弱く(女性ホルモンが減り)、食欲も減退した上に誰もケーキをすすめてこないからであって、それなら毎日お昼スコーンでもまったく問題ないです!(できればピクルスとか野菜もつけたい)

特に、ケーキを食べたら怒られるのであれば、わざわざ買ってきてまでケーキは食べない。

そういった意味では、落ち着きのない私に限っては、年をとって子供を産んでよかったのかもしれないです。

高齢出産、って、体力はないし、老眼で子供の爪切りも大変だし、とても人様にすすめられるものではないです。

ただ、個人レベルではいいこともたくさんあって、そのうちのひとつが「ホルモンも減っているので落ち着いていると言うか不活性」ってことだったりします。

これは私限定の話で他の20代のお母さんはもちろんそんなことはありませんが、アダルトチルドレンだった私は、20代に交際していた人と早く結婚して子供を産んでいたらけっこうな確率で離婚したと思います。

20代の頃から臆病で恋愛体質じゃない陰キャでしたが。

そんな人間ですら、女性ホルモンやらその他のホルモンも絶頂の時期に、東京に住んで仕事をしながら、恋愛をまったくしないで子育てに集中できたか、と言われると自信がない。

それに、結婚生活初期はまだお互いの価値観をすり合わせている段階で「育ってきた環境が違うからすれ違いは否めない」わけで。喧嘩して「思ってたんと違う」と感じた時に、無駄にエネルギッシュで他の選択肢や可能性が満ち満ちている20代だったら、フラフラしかねない気がする。

多分、フラフラしたところで同じことを繰り返すわけですが、同じことを繰り返せる体力もあるんだろうし。

あと、多分ホルモンの影響って異性関係だけじゃなくて、あらゆる面で行動的になるというか、産褥期に抑圧されていた好奇心が抑えられなく成る気がする。

性欲そのものじゃなくても「可能性に対する欲求」「可能性が溢れているときにそれをスルーする恐怖」が胸のうちに渦巻いている。

「好奇心は猫をころす」と言いますが、おもしろそうな仕事に繋がる会合とか、スキルアップになりそうなワークショップとか、異性同性問わず楽しそうな人々との交流とかの吸引力に抗えず、当時はまだ元気だった母(祖母)に子供を預けて出て行っちゃってたと思います。

でも、38才で出産した今の私は、もはや、子育てと仕事以外のあらゆる新しいことを「めんどくさい」のひとことで拒否する自信があります。

そもそも、20代と違ってお誘いもないですが、なにかの間違いで『マディソン郡の橋』展開があったとしても「めんどくさい衝動」が勝ちそうな気すらする。

もはや若い頃に外へ向かう好奇心と同等の強い衝動として、「家でゴロゴロしていたい欲」「新しいものやめんどうなものは避けたい欲」が威力を発揮しています。

それが、ホルモンというものなのでしょう。

もちろん、若いホルモンの衝動だって抑えられる人もたくさんいるんでしょうが、あの若い頃の「私には可能性がある、チャンスの女神の前髪を逃すな」みたいな焦燥感は、頭の中でドラが鳴っているくらい強かった。

そのドラのおかげで、動物はよりよい遺伝子を残すのだろうから、仕方がないかもしれないですが。

とはいえ、もちろん、

「だからみんなアラフォーで子供産みなよー」

て推奨しているわけはなく。

私も、できれば、東京都平均の31,32才くらいで第1子を産みたかったです。

よくよく周りを見ると、女医さんとかキャリア系パワーカップルのママ友はだいたい、東京初産平均年齢で子供を産んでいる。

一通り仕事を覚えて産休後も復帰しやすい人脈も築き、なおかつまだ体力があり、実家の親も若い。

それでいて、少しホルモンも落ち着いて、家に腰を据えて育児ができるテンションにもなっている。2人めだって望めば35歳までに産めそう。

パワーカップル、30代前半出産最強説。

もちろん、ママが若い、て子供にとってはとても自慢だから、私のようにフラフラしてないしっかりした内面の方は20代出産も素晴らしいと思います。

そして、アラフォー出産だって、孫みたいでかわいいし心に余裕もあるので悪くはないです。

たまにヤフトピで見かける、

「高齢出産のメリットなんて言わない方がいい」

ていう論調だと、訳あって遅くなっちゃった経済的に余裕がある人が不妊治療までして産む気がなくなって結局、少子化対策にもならない気がする。

時には、若い人が真似するから芸能人の高齢出産を報じるな、という意見すら見受けますが、

「女優の××さんが42歳で初産、44歳で2人目」

というニュースを見て、

「よーし私も42歳まで遊ぶぞー」

と思う25歳が仮にいたとしたら(そうそういないと思いますが)、逆にそんな短絡的な考え方をしている状態で子供を産むほうが心配です。放置子にしかねない事件の香りが……。

なんでもいいから若く産め、だと親の精神年齢が幼い場合は子供側が大変だし、だから年取ってから産みなよ、だと妊孕性は下がるし体力もない。

自分の娘に伝えるとしたら、

自分の精神年齢に併せて適切な計画をたててね。でも、タイムリミットはあるよ。若いと体が楽だし子供が喜ぶよ。でももし、仕事がすきなら真ん中くらいで。あと、計画立てていも不可抗力で遅くなっちゃったら、不妊治療専門のクリニックに相談しよう。

みたいなメッセージになるかな。

若い出産、平均年齢出産、高齢出産、それぞれにメリット・デメリットを知らせた上で自分の個性に併せて判断するように教えた方が、結果的には良い環境で育つ子供が増えると思います。

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