あれから9年

2020年3月11日 22:13

東日本大震災から9年

2011年3月11日は沢山の大切な大切な命がなくなり日本中が悲しみに包まれた日。

ここ数日、特集で地震や津波の映像、そして家族を亡くした方のお話を聞き、その悲しみや苦しみを共有しました。

朝笑顔で「行ってきます」と出かけそのまま二度と会えない。そんな別れを余儀なくされた方々の心はいかばかりだろうと涙を流した一日でもあります。

悲しいかな人間は、実際にその経験をしないと本当の気持ちはわからないので、きっと上っ面だけの共感なのだろうけれど私なりに被災地に思いを馳せ祈りました。

9年前のあの日、私は市議会議員選挙のウグイス嬢をしていたため、事務所で作業をしていました。

外出していた議員候補が血相を変えて戻り「大変な事が起きた！」と慌ててテレビをつけると、そこには現実とは思えない光景が広がり、皆固まったまま画面を見つめるばかり。

その後は自粛ムード一色でどんよりとした空気の中、選挙運動も前後1時間の短縮になりました。

東北と九州という距離があったにも関わらずあの頃の記憶は何故かモノクロームでそれだけ心がぎゅっと締め付けられていたのだと思います。

被災されたみなさんの心の傷の深さを考えると胸が痛みます。そして時を経て今なお仮設住宅に暮らす方が4万人を超えているのだとききました。

どうか一日も早い復興を願っています。

またお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。

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