重賞考察【青葉賞】【天皇賞(春)】

猛威を振るう新型ウイルスの渦中にあり、ゴールデンウィーク到来となっても自粛ムード真っ最中と相成って浮かれた感じも全くなく、ステイホームと銘打たれた暗い黄金週間となっている。
筆者も、嫌みを言われながら連休の谷間に休暇をとり帰省をと目論んでいたのだが、流石にこの情勢で長距離輸送を伴う遠征は不謹慎の権化と察し、自粛した。
灰色の連休ではあるが、ここは1つ春のG1戦線後半戦をしっかりと的中させ、少しでも陽気にやりたいものである。

青葉賞
◎メイショウボサツ
○ディアスティマ

青葉賞トライアルと勝手に呼んでいる大寒桜賞ワンツー組を本命と対抗に。
左回りのロングストレートを使った中京コース2200で力をみせた二頭からいきたい。
ディアスティマは重賞3着もあってそれに先着したメイショウボサツとなれば両者の力関係もある程度裏付けることができる。
怖いのはレーン騎乗のフィリオアレグロ
印を回すか悩んだがサトノクラウンの下であり馬場は渋った方がいいだろう、ここでは様子見したい。
買い方は◎単勝とワイド、余裕があれば馬連で高額配当も?

天皇賞(春)
◎ユーキャンスマイル
○フィエールマン
△メロディーレーン
▲モズベッロ
☆エタリオウ
☆トーセンカンビーナ
☆メイショウテンゲン

You Can Smile(笑ってごらん?)

ウイルス渦によって多くのスポーツ、カルチャーにおいて大会の中止や発表の延期が余儀なくされその影響は計り知れない。
経済的な打撃は日に日に深刻さを増し、一ヶ月先がどうなっているのかさえ分からない人も大勢いる。
筆者も次のステップに進むための機会を悉く失い、どうしたことかと頭を抱えずにはいられない状況だ。

自粛ムードが世の中を支配し、正義マンが勝手な論拠で魔女狩りの如く叩ける対象に目を光らせるこんな世の中で、笑うことさえ憚られるのかもしれない。でもそれは違う、笑おう、みんなで笑うことでこの苦境も乗り越える手立てになると筆者は信じたい。

と、いうわけで本命はユーキャンスマイルとする。
この馬が最も被ってみえたのが一昨年の覇者レインボーラインである。
クラシックで善戦し古馬となってもG1ではあと1つ足りない歯痒い結果を残した後、阪神大賞典を快勝し天皇賞(春)に挑み、命懸けの末脚が炸裂し悲願のG1制覇となった。
ユーキャンスマイルもまた昨年からの雪辱を期す一戦となる、鞍上は負傷の岩田Jから乗り代わりとなる浜中Jとなる点に不安が無いわけではないが、去年のダービージョッキーに全て託したい。

対抗はフィエールマン
昨年の覇者にして連覇に挑み、13頭の挑戦を受ける立場になるが王者として恥ずかしいレースはできない。凱旋門帰りの有馬記念でも4着に入り力を示した、ここでも勿論中心視して問題ない。

三番手にメロディーレーンを推す
菊花賞を上がり最速の5着で阪神大賞典を直線スムーズさを欠きながらの5着、距離は延びれば延びるほどこの馬の真価は発揮される。
日曜日は雨予想がされており、ステイヤー色が強まれば強まるほどメロディーレーンにチャンス到来となる。
56キロを背負うことになる、まずは無事に3200メートルを走りきってほしい

四番手以下は前哨戦の内容と枠で選んだ、1.2着はおそらくユーキャンスマイルとフィエールマンが入ると踏むが3着の紐荒れは十分に考えられる。

キセキは今回消すことにした、ユタカマジックというキーワードが先行しているがこの馬の適距離は2000~2400の中距離であり菊花賞は田んぼ馬場のなかでのものでステイヤー適正は高いとは言えない。
武豊Jの天皇賞(春)成績は抜きん出ているがいずれも3200でこそというスタミナ自慢達であった。
前走の大出遅れをみてもルーラーシップの気の悪さがいよいよ出てきた感じは否めず、ここでもスムーズに出ない可能性も大きい、鞍上で人気するなら消すのも1つではないだろうか。

買い方は印と矛盾するかもしれないが
○フィエールマンから印をつけた全頭に3連複流し
◎○→◎○→△~☆の三連単
夢をみたいメロディーレーンから◎○の三連単を買いたいと思う。

ユーキャンスマイル
しっかりと春の盾を巡るドラマを読み解き、日曜日の夕方には笑顔でいたいものだ。




一昨年の優勝馬レインボーラインは悲願果たすも優勝セレモニーではなく負傷のため馬運車に乗ることに…
ファンが縋るように祈ったのは20年前、小さな体を極限まで絞って戦い淀の舞台で3つの勲章を手にした英雄であった。
今年もまずは無事に、全馬完走を

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