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だれ?らじへ~番組終了に寄せるメッセージ~③ 駒形友梨世にはばかる(2017年、2018年)

②の続き。記事の更新が滞っているうちに公式からの答え合わせのようなものが出てしまったが、一度始めたものなのでちゃんと形にはしたいと思う。

今回はだれ?らじを離れ、駒形さん個人の活躍にフォーカスするが「2017年、2018年のだれ?らじの主役は駒形友梨さんであった」というのは、他のリスナーにも賛同いただけると思う。いただいた体で話を進める。

駒形友梨、プリキュア歌手になる。(2017年)

本をただせば2016年12月のこと。突如として2017年2月放送開始「キラキラ☆プリキュアアラモード」の詳細に合わせて、オープニングテーマを駒形さんが担当することが発表されたのだ。だれ?らじ第1回から「歌のお仕事がしたい」と話していたり、ミリオンライブ出演キャストの中でも歌唱力を評価されていた駒形さんのアーティストデビューは驚きと喜びをもって迎えられた。

そして2017年3月5日、自分は発売記念ミニライブが開催されるトレッサ横浜に足を運んでいた。OP歌手としての初ステージで、エンディングテーマ担当の宮本佳那子さんと衣装を着て女児の前で歌う駒形さんを見て、ミリオンのライブとは違う形で心を揺さぶられたことを覚えている。

そしてその数日後、ミリオンライブが夢の日本武道館に立つのだから今振り返ってもこの時期の充実ぶりに驚く。4thライブのことについては色々な感情がありすぎてここで言及するのは差し控える(というか四の五の言わずBDを見てほしいし、それでも足りなければリアルタイムで感想を記事にした人のブログを読むべきである)。メイキングにのむべいはある。

ちなみに京都の太秦映画村や山形のリナワールド、何よりアニサマ(プリキュアとしての出演)など、プリキュアOP歌手としての地方巡業も含めたイベント出演は2019年1月のプリキュア15周年ライブまで断続的に発生することとなる。知り合いのオタクも全国を津々浦々としていた。

2017年、もう一つ大きなトピックスが、「駒形友梨と三重野瞳の音楽きこうよ。」放送開始である。「ラジオ大阪開局60周年記念 V-STATION THE LIVE! Passion!! 2018」の情報を発信する番組で、送られてくるメール数がとにかく少なく、自分含めだれ?らじのリスナーが送りまくり採用されまくりという番組であった。その様子はニコニコチャンネルに入会すると聴くことができる。

勿論、この間野村さん角元さんが手をこまねいていたわけではない。夏コミのユニティちゃんブースでのお渡し会では異例の剥がし無し接近戦(角元さんがファンを信頼しているということ、ファンの事を想っていることの証左である)に出演し、野村さんはミリオン台湾公演に出演し、リーディングシアター企画団体SeaStarrySky主催の朗読劇で演技力を見せつけていた。今回は駒形さんの活躍をピックアップしているというだけであることは記しておく。

駒形友梨、アーティストデビューする(ついでに番組が終わりかける)(2018年)

プリキュアの放送も終わりそろそろ元通りの生活に戻るのかも…というのがファンの頭をよぎっていた2018年初頭、またしても突如駒形さんのアーティストデビューが発表された。この時発売になったのが1stシングル「トマレのススメ」である。

個人的には、初めてちゃんと声優さんとの接近戦に臨んだのがこの時である。未だに順番待ちの時は生きた心地がしないが、それでも言いたいことはある程度伝えられるようになったのはこの「トマレのススメ」のリリースイベントで3回ぐらい接近戦に臨んだからだと思う。

一方その頃だれ?らじは終わりかけていた。毎回のメール総数も100通前後で安定してきた第100回放送で、番組テーマソングCDあ3000枚売れなければ番組終了!のアナウンスがあったのだ。

往年のバラエティ番組のような企画に作曲で参加してくれたのがアニラジ界の重鎮、鷲崎健氏だった。実はこの企画以前にも一度ゲスト出演していた(第41回)ことがあったり、水曜ヨルナイトでも番組について話していたことがあったりとだれ?らじと縁の深い氏の作曲と3人の作詞によって生み出されたのが「合言葉はWHO」である。

今振り返ってみると、8月の秋葉原でのお渡し会「購入したCDの枚数×5秒接近戦ができる」というレギュレーションもあって飛ぶように売れ、あっけなく3000枚を達成したのだが、企画が発表されてから達成の知らせがあるまでの焦燥感とお祭り感は、だれ?らじが「おらが番組」であることを実感できる楽しいものだった。

そして2018年晩秋、この激動の2年間を締めくくったのが駒形友梨1stミニアルバム(CDとしては2枚目)の「〔CORE〕」だった。

こと駒形さん回りについては、この〔CORE〕あたりで1年の概ねの流れが定まったように思う。CDが年1枚ないし2枚リリースされるのに合わせてリリースイベント・ラジオ番組へのゲスト出演があり、CDリリース稼働のすき間時間というべき期間に駒カラや(開設後は)FCイベントが挿入される。アーティストデビュー前では考えられなかった量の供給が当たり前になった時期でもあった。

④に続く