寝苦しい夜に洗濯を



心拍数が上がって、鼓膜がぽわぽわと埋まる感覚がした


父からの連絡


その文章たちを読むと、言葉が棘のように刺さって苦しくなった



家族に支援してもらってのうのうと大学生活を送り、今は台湾で学生生活を続けている


周りが就職活動をしている傍らで、わたしは違う国で学生を続けることを選んだ、選ばせてもらった



意気地なしでいつも情けないわたしは、


親元に自由を提示してもらうだけの不甲斐ない人間だ


23歳になるというのに、自立する気配すらない


故郷を離れて、気づけば海も渡っていたけど


結局、どこか遠くに、なんて幻で


いつも自分自身からは離れられなかった



離れたいのは、地元でも、口うるさい両親からでもなく、自分自身だった


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