秋の雑記 2023,10,14


自分らしさってなんだろう、とか


お金無いって思い続けるのって苦しいな、とか


将来うまくいかない想像とか


そんなことばかり考えながら、高辻通を歩く



あんまり気に入らない新しいネイルを空にかざして、何度か爪をきらきら光らせた


ヘッドホンが、あたたかく感じる季節になった


耳元からは、大好きなバンドの新譜が流れていて、不意に銀木犀の香りが掠った


好きだった先輩の現在とか、連絡が取れなくなったあの人のこととか、そんなどうしようもないことが浮かぶのが、秋だと思う


短いくせに、読書や食欲、運動にごちゃごちゃと
あれこれやろうとして なんなんだ

短いからか

まあ、割とどうでもいい


こんなことを思っているうちに冬になるし



苦しい夜が続いて、それでも生活は続いて


季節の移ろいに、身体が追いつかないまま四季を横切る


どこか遠くに行きたい、誰も知らない場所に

なんて思いながら、安心できる場所を探している


家にいながら、家に帰りたい


ずっとなにかから逃げている


10月も半ば、身も心も冬支度をしたいと思う

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?