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昔のデータ記録メディア―フロッピーディスク

 1980年代、PCで作成したデータ(主にプログラムデータ)はカセットテープに保存していた、ということをnoteに投稿しました。

 カセットテープの次に普及したデータ記録メディアは、フロッピーディスクです。

 フロッピーディスクは8インチ、5.25インチ、3.5インチなどいろいろなサイズのディスクが存在しますが、最も普及していたのは3.5インチフロッピーディスクです。

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 カセットテープが片面当たり1個のデータしか保存できないのに対し、フロッピーディスクは容量の許す限り1枚のディスクに複数のデータを保存できるのが利点です。
 ちなみに、フロッピーディスクを使用するようになってから、1個のデータを「ファイル」と呼ぶことを知りました(それまでは紙を綴じる「ファイル」しか知りませんでした)。

 初回使用時はフォーマット(初期化)して、使用するPC等の機器で保存・読み込みができるようにしておく必要があります。また、WindowsやMac用などフォーマット済みのディスクも販売されていました。

 MSXのPCを使用していた頃は720KBの2DDディスク(上の写真)でファイルを保存していましたが、WindowsのPCでは容量の大きい1.44MBの2HDディスクでファイルを保存していました。

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 複数のファイルが保存でき、PCやワープロなどさまざまな機器に利用されたフロッピーディスクは重宝しましたが、写真や画像など、1枚のディスクに入りきらないファイルが保存できないのが弱点でした。
 かつてPCのアプリが20枚くらいのセットアップディスクで構成されていたのがその理由です(ディスクを入れ替えながらアプリのインストールを行った経験があります)。

 その弱点を克服したハードディスクなどの大容量メディアが次々と登場し、フロッピーディスクを使用できるPCは姿を消しました―。

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