月から鋭く伸びた夜があっというまに空を覆い尽くした

ところで、

先日、福岡県のアジア美術館にいきました。

その感想を書こうと思ったんですけど、

改行する度に間が空きすぎて気持ち悪いんだけどそういう仕様なの???

ママタレントのブログみたいだね

【あじび(公式の略)】の良かったところを3つ紹介します。


1.裸のエネルギーを感じた。

 裸婦の絵をみて興奮したわけではない。

 西洋の絵ってハゲのおっさんが脂汗かきながらチャリ漕いでる絵でも多分オシャレで、部屋に飾ったらカッコいいじゃないですか。

 でも【あじび】の展示には「なんかダサいし、仮にもらっても部屋に飾りたくない」絵がそこそこあって、それは自分の審美眼がどうこうではなくて、あるいは西洋的なものに対する憧れうんぬんを抜きにしても何かダサくて、

「あなたがいつも一生懸命なのはわかるし、何かに打ち込んでる姿はすごく素敵だと思うけど、それを踏まえても生理的に好ましくなくて付き合えないの。わかってね」

 と言われた不細工な男が走って帰る時のエネルギーを感じた。


2.キリストの絵が良かった。

 おそらく世界一親しみやすいキリスト。

 後半にある「世界の神々」という展示に、インドの多腕の神だとか、登場人物が多すぎて‘‘ウォーリーを探せ’’みたいになってる釈迦の絵だとか色々な神々の絵が飾ってあるんだけど、その中に1枚だけあるキリストの絵が衝撃的だった。

 西洋の宗教画に出てくるキリストの多くは、厳かに、悲劇的に、神秘的に描かれているけど、【あじび】にあるキリストの絵はそれらと全く異なり、まるで露天でマンゴーを売ってるおじさんのように描かれているのだ。

 派手なアジアの神々の中で、一般の方?ってくらい親密な、少しも神格化されていないキリストの肖像画は、新鮮さがあり面白いのでぜひ観てほしいです。ある意味この描き方の方が‘‘隣人’’らしくていいのかも(受難)。


3.入場料が安い

 一般200円。


 以上、【あじび】の感想でした。福岡県で時間を持て余したら足を運んでみてはいかかでしょうか。


まとめ

6つ子を同時に抱く、多腕のママタレント

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