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益を求めること。

「QuizKnock放送中 クイズすごろくパーティー!」第二部へ現地参加することができました。大阪遠征はなかなかできることではなかったのですが、先行リセールで、チケットが、1階席が当たったなら!
行かないわけにはいかないでしょう。
片道、特急・新幹線乗り継ぎで6時間です。

さて、同時開催であった「2023年のQuizKnockを振り返る」
パネル展示で、今年の各月にバズった動画、始まったサービス、行ったイベントが列挙され、動画メンバーのコメントもついており、「ええーこれって今年の動画?」とか「ついこの間だと思ってたけど3か月前だわ」など、個人的に悲喜こもごも。(当然のようにぼっち参戦なので)
今年の動画であるかがイマイチはっきりしないのは、何を隠そう私がQuizKnockにハマったのが、約半年前だからです。

これももう性分として、諦めているというか予測がついているというか、熱しやすく冷めやすい性格であることは、このnoteの記事の内容時系列(もしくは更新頻度)を見るとお察しの通りです。
お笑いのライブ遠征し、番組録画しまくり、DVDを買いまくったあの日。
星野源さんのラジオをリアタイし、ファンクラブに入り、初回限定CDを買ったあの日。
とある漫画にはまり込み、コラボカフェ、イベントに日本列島を縦断したあの日。
写真家・佐藤健寿さんの写真集を買い、トークイベントに申し込み参戦し、初めて本州を飛び越え展示会に向けて四国へ渡ったあの日。
思い出したように、CD買ったりテレビ番組観たり、継続している部分を残しながらも、その時々でハマったものに対する行動力がカンストしすぎているのです。そしてその時は「一生推す」と思い込んでいるんですね。今回は、(今の時期は)QuizKnockさんなんです。
出逢いは明確には覚えていません。沼は突然に足元へ湧いてきますので、それも当然ですね。YouTubeの動画であることは、確かなはずです。
もともと『東大王』は(地元でまだ放送があった頃は)好きで見ていまして、伊沢さんの高校生クイズ時代の成績は知らずとも、大将としてすんごいひとだな、とは思っていました。鶴崎さんや水上さん、東言さんが出始めたころまでは、『東大王』テレビで見ていた気がします。
伊沢さんが出ているYouTubeの動画を観て、今はQuizKnockという集団で活動をしているんだー色々動画も上がってるなー見てみようかーと、いつも入りはこんなものです。沼は浅瀬から始まるので、それも当然ですね。

話は戻りまして「2023年のQuizKnockを振り返る」
それを話すにあたって、まずは第2部での伊沢さんの締めの言葉を。
「今年は様々なことに取り組んできたと思います。変わっていくことは怖いかもしれませんが、前向きな変化をしていきます。そこだけは信じてほしいと思います。全員に刺さるとは思わないけど、あなたに刺さるものがきっとあると思っております」(意訳)
振り返りのパネルには、まさに変化がありありと映し出されていました。
Qur!oStoreのオープン、登録者200万人突破、クイズ大会「WHAT2023」、コラボカフェ、「トーキョーディスカバリーシティー」、「須貝ふくらの屋上ジャムパン倶楽部」、大阪・関西万博のスペシャルサポーター就任、動画ができるまでドキュメンタリー公開、フォロワークラブの開設、そしてイベント「QuizKnock放送中 クイズすごろくパーティー!」
書き出していたら本当に多岐にわたり、「ただ『好き』だけですべてを推すことができる人」はごくわずかだろうな、と改めて感じました。

ここで今年特に大きかったな、と(勝手に)思うのは、利益についてでした。
Qur!oStoreやフォロワークラブ「schole」などは如実で、これは伊沢さんの挨拶を通しても、ファンの発言を真摯に受け止めている結果なんですが、感じ取れました。
いよいよカネとるようになったんか、みたいなね。

いろんなところですでに議論はされていて、どうにか折り合いはついているのだろうと思いますが、SNSの発達したアプリ・ネット時代、「無料であること」が一種の判断基準とされており、サービス業においても少し危惧しているところです。「そこまでやってくれて当然だ」という空気感です。
正直、ボランティアだけで人間が生きていくのは不可能です。生活には物品が必要で、物品を得るにはカネが必要だからです。YouTubeやインスタグラムで、面白いもの・知恵や知識も有り難く享受できる時代です。私も利用しています。
でも、「無料であること」に甘え続けていいのだろうか、特にあのドキュメンタリーを観てから強く感じるようになりました。
私たちと同じです。この仕事に相応の対価が欲しいと、誰でも思うはずです。絶対思うでしょ。

カネを払える人は払ってください。推しはそれで生きているのです。仕事なんです。わたしたちの払ったカネで、みんなでおいしいもの食べてほしいね。
カネを払うのがしんどい人、それでもいいんです。無料のコンテンツを十分に楽しんで、ちょっと余裕があったとき、本なりグッズなりを購入してください。あなたが生きていてこそ、推しも生きるのです。

※なんとか着地させたい。
伊沢さんのおっしゃる変化に、取り残された、と感じる人々ももちろんいるのだろう。でも彼らだって生活している、商売している、消費しているのだから、誰かが報酬を払う必要がある。
『循環型社会』だよ。ね。
カネでも、コメントでも、動画の再生数でも、いいねの数でも、チャンネル登録者の数でも、なんだっていいと思います。
推しを推せるときに推していこう。冷めやすい人間からのアドバイスです。

お付き合いいただきありがとうございました。