妊娠が判明した日のこと
こんにちは。昨日、私は妊娠していることが判明しました。
無事に育ってくれればこれから生まれてきてくれる「いのち」について、思うことを記録していこうと思います。
もともと妊活アカでもないし、そういう話題が苦手な方もいらっしゃるかもしれません。
私は誰かを傷つけたくて書いているわけでは決してないので、どうぞそういう方は無理せず、noteのフォローを解除してくださいね。
私も苦手なものはありますから、苦手なものを見たくない気持ちもよくわかりますので。
ただ、どうしても残しておきたくて、ここに記録することをお許しください。
☆
昨日の午後、夫に「やっぱり検査したい」と相談した。
生理が1週間以上遅れていて、年末からずっと気がかりだった。12月は仕事が半端なく忙しく、それで生理も遅れたのかなと思っていたが、それにしても遅すぎる。
「どうせ病院も開いてないんだし、3日に検査すればそれでいいじゃん」と夫に言われていたけれど、どうしても気になるから・・・と言って検査してみた。
1年に一回くらいは遅れることもあるから、「まあ、どうせいつもの取り越し苦労に終わるだろう」と以前使った検査薬の残りの一本取り出す。
トイレで尿を染み込ませる。みるみるうちに「陽性」を示すラインがくっきりと現れた。
あ、赤ちゃんできたんだな。
息子はまだ5歳で、他の一般的な子どもよりも精神的に少し幼いところがある。あれこれ喋り回られると困ることは容易に想像できるので、そっと夫を呼んだ。
「妊娠してた。」
夫は、「そっか、よかったね」とだけ、私に伝えて子どもとの遊びにもどった。
夫なりに気を遣っているのだろうとは思うが、あまりにも無表情なのはちょっとさみしかった。
それから、私は20分ぐらいトイレにこもって検査薬の2本のラインを眺めていた。
最初は、「生まれるのは今年の秋かな」とか考えているうちに、
「明日の朝、コーヒー飲まないようにしよう」とか「去年買ったワンピースは今年は着れないなぁ」とかくだらないことが頭に次々と浮かんでいった。
その次に、「つわりやだなぁ」「またアイスしか食べれなくなるんだよなぁ。」とつわりの嫌な記憶が蘇ってくる。
そして、仕事。
歯を食いしばって、吐き気をこらえながらの仕事。一人目のときとは違って、今はそれなりに高度な知識を要求される専門職だ。職場では、私以外誰も持っていない資格を使った仕事もあるから、人に頼ることはできない。
「A社の案件、B社の案件、できれば早く片付けておかないとまずいな。」
それから・・・
次に襲ってきた感情は「不安」だった。
元気に生まれてきてくれるだろうか。
ということ。
そもそも、私も夫も正直若くはない。妊娠出産の適齢期は過ぎている。
同じような年で産んだ知人が早産で超未熟児で大変だったことや、また別の知人は子どもが重い障害を持って生まれてきた。
2人目が重い自閉症という知人も2人ほどいる。
「出生前診断は・・・多分受けることになるだろうな。」
「で、もしも『引っかかったら』どうするの?」
「そもそも、出生前診断でわかるのってダウン症とか一部の先天性疾患だけだよな。自閉症とかの知的障害はわからないよな。」
不安になった。
随分、身勝手な話だよなと自分でも呆れ果てる。
「もう一度赤ちゃんを授かりたい」と、願ってきたくせにその幸せが現実に手に入ってしまえば不安に駆られる。
エゴとしか言いようがない。
検査薬の2本のラインを眺めていると、うれしいはずなのに不安の涙が溢れてきた。
不安をかき消すようにツイートする。
「赤ちゃんができました」
フォロワーさんはじめ、私のツイートを見てくれたたくさんの人たちがいいねをくれた。
「おめでとう」「体大切にしてね」たくさんのコメントをもらった。
『もっと素直に喜んでいいよ。』
そう、背中を押していただけたような気がした。
☆
明日は朝から病院に行く予定。たぶんエコーをとる。
運がよければ赤ちゃんのピコピコうごく心臓が見えるはずだ。心音が聞けるのはまだ先だろうけど。
私のお腹に宿ってくれた「いのち」。
元気なあなたに会えることを楽しみにしています。
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