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午後試験(問3)について

 はい。それでは、問3です。
 与えられた戸籍に関する情報をもとに相続関係をあぶり出し、そして法定相続分を計算する問題ですね。

 この問の特徴としては、2点挙げられると思います。
 1点目が、本籍、氏名をきちんと記載しないといけないこと。
 2点目が、相続分の計算がちょっと面倒なこと。

 前の記事にも書きましたが、換地士試験が他の資格試験と異なる点として、省略(例;本籍をA市B町1番地、氏名を甲など)が少ないという点が挙げられます。これがこの問にも出てきています。
 なので、本籍や氏名が本物っぽく試験問題に記載されているので、写経のごとく転記する必要があります。
 戸籍等から読み取る相続関係は、丹念に資料を読んでいけば難しいことはないと思います。あとは、民法に沿って相続分があるかどうかを判断するだけ。大変なのは、大量の文字の転記。

 次に、2点目の法定相続分の計算。これがこの問のキモだと思います。
 単純な相続なら計算は簡単。でも。
 問3は、基本的に数次相続の問題と思ってください。

 ん⁉️数次相続❓という方は、ググってください。
 結構、いろいろなページが引っかかると思います。
 あと、解答用紙に記載するときは、分母を揃えるようにしました。基本的に登記申請の際、持分を記載するときは分母を揃えると思います。それと同じですね。
(分母を揃えて解答すると、見直しをした時に、分子の合計が分母と一致するか?という視点でミスを発見しやすくもなりますし)

 というわけで。今回は、午後試験問3の解説でした。今回も解答例は省略します。

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