【連続小説】#12 生焼けと炭化の間で
一瞬を長く解釈する
僕は昔、歌を歌ってことがある。
作詞もしていた。
その時の曲の題材が「好きな子がおつりを渡してくれた時一瞬手が触れたこと」である。
これを5分の曲にするわけである。
人は想いを馳せれば馳せるほど一瞬を引き伸ばすことが出来るのだ。
それは即ち1日を2日にも3日にも出来るのだ。
それが仕事に活かせたら今頃3倍は稼げているはずなのだ。
なのだ…。
つづく
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僕は昔、歌を歌ってことがある。
作詞もしていた。
その時の曲の題材が「好きな子がおつりを渡してくれた時一瞬手が触れたこと」である。
これを5分の曲にするわけである。
人は想いを馳せれば馳せるほど一瞬を引き伸ばすことが出来るのだ。
それは即ち1日を2日にも3日にも出来るのだ。
それが仕事に活かせたら今頃3倍は稼げているはずなのだ。
なのだ…。
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