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怒りんぼ母ちゃんはヤダよ

この前息子に言われたセリフだ。
ずどーんと心に重くのしかかる。
わたしだって怒りたくて怒ってるわけじゃない。

朝起きて、「今日も頑張るぞ」と思う。
怒らない、スマイル、スマイル。
心の中で呪文のように唱える。

しかし、この呪文の効果は長続きしない。

身支度を終えて台所にいくと、息子とわたしのバトルが始まる。

アレが食べたいコレが食べたいと、目についた食べ物を片っ端から要求。
本当は一人で出来るんだけど、手を洗うのもスプーンなどを準備するのも私が一緒じゃないと嫌だと泣く。
ご飯を食べ始めると一瞬で食べ終えてお代わりの要求。
最近は、例えば「バナナが食べたい」と言うからバナナをあげると、「バナナは辛かったからリンゴが良かった」「バナナは食べてないもーん」といったぐあいに、バナナにケチをつけてさらに食べ物を要求してくる。

その間に娘が起きたり夫がアラーム放置でずっと寝ていたり、まぁ騒がしい。

こうして書いてる分にはなんだか可愛げがあるように思えてくるが、実際はかなりてんやわんやである。

こちらもだんだん疲れてきて(起床1時間経ってないのに)、「あ゛ー」「んもー」「ちょっと待って」の連発だ。

かなり妥協して息子の要求には応えているが、わたしとの約束をことごとく破って自分の欲求をぶつけてくるので、「スマイル」なんて呪文は遥か彼方に消え、だんだん眉間にシワが…。

ついにご飯タイムは強制終了。その後駄々をこねてこねてこねまくっているので、着替えと歯磨きと検温をするのは至難の業である。

✳︎✳︎✳︎

保育園に送ったあと、しーんとなった家(娘はいるが)で考える。
怒ってる人と一緒に居たくないよなぁ。
わたしが怒るから息子も泣き喚くんだろうなぁ。
「怒らない」と決めたところで、それが守られないのは経験済みで、自分の怒りとどうやって付き合うか。5秒待つとか、深呼吸するとか、色々方法はあるんだろうけど、それより先に口が動いてしまう。

もういっそ、怒りんぼ母ちゃんでいいじゃないか。
大事なのは、何でもかんでも怒るんじゃなくて、怒りに一貫性があるかどうかだ。

食べ過ぎるのがダメなんじゃない、約束を守らないのがダメなんだ。「ビスケットもバナナもりんごも食べたい」という息子に、自分で選ばせて量も決めさせて、これでおしまいねと言ってもまだ食べたいと言う。自分で決めたことは守ろうね、そんなに食べたらお腹壊すし、我が家の食べ物にも限りがあるんだよ、と伝えていくしかないのかな…

(満腹中枢が壊れてるのか、病気なのか、親の愛情不足(寂しさを埋めるために食べる)なのか…
悩みは尽きないが、身体は元気だしそんなに並外れて肥満でもないから、まぁ大丈夫なんだろう。)

まだまだ人間として未熟な母ちゃんだけど、息子が望む「ニコニコ母ちゃん」で居られるように頑張るね。


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