ぼくのだいすきな〇〇

最近、息子がよく使う形容詞だ。
「ぼくのだいすきなとと(父ちゃんのこと)、早くお仕事から帰ってくるといいな〜」
「ぼくのだいすきな焼きそばだ!」
「ぼくのだいすきなコンクリートミキサー車が通ったね」
などなど。

だいすきな人、だいすきな物事に囲まれて過ごす息子はとっても幸せだなと思う。

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子育てをしていると、「お利口さん」とか「いい子」とか「偉いね」という言葉を耳にする。


わたし自身、これらの言葉に苦しめられてきたような気がしているので、息子にはなるべく使わないようにしている。

きょうだいの一番上で、2歳と6歳下の弟がいる。親の言うことをよく聞く、素直な優等生キャラの子どもだった。
お利口さんだね、いい子だね、お手伝いして偉いね、って言われたかったんだろう。自分に注目してほしかったんだろう。
常に大人の顔色をうかがいながら生きてきた気がする。それが功を奏してたかどうかは分からないが、観察力はわりと高くなった気がする。

だから息子には、何かをしようと思った時に、大人の顔色をうかがうような人間にはなってほしくない。

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昨日、保育園にお迎えに行ったとき。
トイレまであと2、3歩というところでそのままジャーっと床に漏らしたらしく、その話のくだりから、「息子くん、今までは優等生キャラだったけど、だんだん殻を破ってる感じですね」と言われた。

確かに保育園では「お利口さん」で過ごしているようだった。
親の言うことは全く聞かないけど、先生の言うことは聞くんだなーと勝手に思っていた。

優等生キャラでも、優等生脱却キャラでも、なんでもいいよ。どんな息子もだいすきだよ、と伝えてあげたい。


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