マスコミ用語の嘘と科学用語の真実。

2023年11月19日ユーチューブ番組への書き込み

一世代前の解釈ではイギリス議会で議長席だったか市民席からか、どちらから見た左右の着席位置から左派右派の名称が与えられる習慣になった。
日本も国会の議席が市民席から見て、右側が自民党席となっているし、左側が野党と最小左派の共産党が議席を配置されているので、右派と左派という習わしとなった、というものだった。

この動画がいうようにフランスの労働者階級と資本家階級の捉え方の方が、近代現代の資本主義実態と合う命名だし呼び方だろう。
イギリスとアメリカの2代政党制(右派左派とか保守Vs社会主義とか)は、支配層の意図的政治的な図式であり、二つに分かれるなんら社会構造の実体的な基盤もなく根拠もなく、社会科学的に規定しうる基盤もない。

上のように国民が使う政治的社会的言葉とその命名は、マスコミが普及(宣伝洗脳)させたもので、科学や学問的な真実や実態を示す言葉ではないため、思考と社会の混乱が生まれる。
マスコミ用語と科学用語とは異なるし、その専門活動と仕事も異なる。
マスコミは今現在の社会現象の事実を示めそうとするが、科学用語は真実を示そうとしている仕事であり専門性といえる。
事実と真実は違うのだ。

マスコミのように事実現象を示しているだけでは学問にはならない。その現象を発現させる要因(原理など)を示し真実を探求するとき学問となり、そのための学問がある。
国民がその科学主義と学問主義を慣習的に定着させることで、その言葉の意味内容が客観化され規定され、そうすることで共通語となり会話が成立し国民的意志統一ができるのだろう。

さらにそうした統一体がないと、民主主義の「国民の総意」なる概念もなく、これなくして「国民の要求」とか「願い」とか言っても絵に書いた餅といことになる。

特に現代の日本自民党は自分らで選挙制度を小選挙区制に変えて、国民の20%にも満たない支持で政権を奪取して、マスコミにこれでも正常で問題なく民主主義かのように描かせている。

だからマスコミ用語では国民意思を分断させ混乱させる力はあるが、国民意思を統一させ力はなく、まさに国民を分断と混乱にみつびくことになっている。

つまり言葉の意味内容を乱しているのである。言葉を乱すことでどのような社会になるかは旧約聖書も真実を古代から示し、文明は崩壊するとしている。(バベルの塔の箴言)

マスコミといっても新聞は紙というブツが残り証拠となるので、テレビのように瞬間で証拠が消えるのとは違うから、言いたい放題やりたい放題はできない。
従ってマスコミといってもTVは真偽を話す条件と場合ではなく、論外となる。国民意思を統一する性質もない。
あるとしたら国家的洗脳宣伝として、目的意識的に扇動する時に発現するだろう。

テレビと新聞などのマスコミは、常に国民が批判し記事や番組と、その提供企業の批判もして、抑止力を発していなけらば企業とマスコミの独壇場となり、やりたい放題を許すことになる。


下に紹介したこの動画でも、次のような言葉が出てくる。アメリカ、日本、資本主義、資本家、テロ、ポピリズム、衆愚制、ファシズム、ナチズム、日本軍国主義(皇軍軍国主義)、階級、民主主義、社会主義、スターリン主義、ファンタメンタリズム~
(オヤジたちがマスコミや週刊誌が流行らせる言葉を、理解してる振り、分かってる振りせず、錯覚せず、使わずに、
山川書店の受験用語集とか辞典(学術用語)が示す言葉を共通語にすると、社会はもう少しよくなるだろう。)


学校では教えない世界史から見る絶望的な〈今の〉日本の政治 ~社会人のための世界史class(セカシャカ)第26弾 EGYPT軍事独裁とドイツ総選挙と自民党総裁選、そして—
https://www.youtube.com/watch?v=80slNcSfYK0&t=366s

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