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本当の哲学と偽物の哲学とはどんなものか

下に案内する「哲学」者をみてほしい。

私はこの「哲学者」の女性を知らないし、興味もなく、批判したり揶揄したりして、私の存在を彼女に知らせたいのでもない。少しの接点も持ちたくない人でもあります。

ただ偶然ユーチューブで目にしたので、取り上げてみただけなのです。

さて本題に入りますが、人類が哲学的思考(意識)活動を始めたときから、その目標は真理を獲得するための思考活動であったはずです。

その思考活動へと突き動かしたのは、人々の飢えを解消するため、貧困をなくすため、生活物資の過不足を解消するため、総じて幸せを獲得するためであったはずです。

もちろん個々人はそれぞれの契機を持って思考活動を始めたのでしょうが、それらの人々と恣意活動の歴史を総じて、その哲学的思想活動の契機を抽象すれは、それは人々のため、人類のための活動なのです。

しかもそれら思考活動を進めようとすると、まずは人間の目の前にある世界を正しく知る必要があります。

そこである者はこの世は土からできているとし、他の者は水からだといい、火からだ、空気だ、原子からだとか言って、その思考の正しさと誤りを論じ合い、真実を探求し初めてきたのです。

またある者は事物の背後に確かにある「数」をつかめばこの世の全て(世界)を理解できるはずだとした。

この最初の命題については、多くの方が教科書などで知っていることでしょう。


したがってそのようにして生まれた哲学は、真理を探求する活動と、その意識活動だといえるのです。

ところが現代の哲学なるものは、様々な歴史上に現れた哲学者とその理論を、一つのテーブルに乗せ、並列的に並べて、その個々をあれこれ対比して論じるだけとなりました。そのように論じる論者は真理を判断しようとする評価基準や価値判断を持たないために、彼自身の主観意識(疑問や興味)を満足させるものとなってしまっているのです。

したがってそうした思惟活動は人類が求めている普遍諸原理とその真理を求めている哲学とは別の「学」問となってしまたのです。

だから人類普遍の真理探求の原理からして、今の世界中の学校と教師や教授の「哲学」者と「哲学」は、「哲学的」研究者の彼の主観とそれを「哲学だと強弁」とする思考方法を教える学となってしまい、真の哲学を教え、かつ探求する哲学とその学科や学校ではなくなってしまっているのてます。

だからまた、ここで彼ら哲学者を名乗る者は哲学者ではないと言えるのです。

彼らが哲学だとするものを対象にして、それを研究する『哲学的』研究者なのです。


そもそも社会科学や自然科学(宇宙の学も)など様々な学問についても、それらは歴史的見ると哲学が世界真理を求めるからこそ、その世界探求が進むうちに、哲学から分化して出来てきた学問と学科なのです。

哲学が最初に求めた真理探求の延長として、世界(宇宙・自然・人間・社会〜)の属性(色だとかの各面や性質=物理学的質量のことと、自然と社会との連関のこと)を、各々が分担し探求するものとして、哲学的真理探求から分かれて、個別学科・学問別に探求活動をするものとして生まれてきたのです。

それぞれの独自の研究対象と探求目的を定め、その事実や真実(真理もあるが学科的真理であり普遍的真理とは別)を求め、それは総じるなら高次の真理を求めて活動していることになるのです。

現代となっては、多くの学科の研究者専門家は哲学を知らないため、また錯誤しているため、事実と真実、真実と真理の距離と意味をしりません。まして摂理概念が混ぜれば混同混乱するだけとなるのです。

だから哲学は、学問としての普遍的価値(真理探求のため諸原理を示す)が現在でも失われずあるのですが、多勢の学者がその価値をしらないのです。

21世紀の今、人々が主観(個人的知的好奇心や個人的悩みと答え)を満足させるだけの、人々を惑わす「哲学」(思考と意識活動=電網活動)の開陳活動(愚か比べ)をやめるべき時代にはいったのではないかと、危惧するのですか、果たしてとうなるのでしょうか。

ヘーゲルの言葉
経験論において分析は具体的なものから出発し、さまざまな区別を確定するが、この確定する「区別」はけっきょく抽象的な諸規定であり、すなわち「思想」にほかならない。

事物の真理は思惟によって捉えられるのであり、これは古い形而上学(哲学的思惟活動)の前提と同じである。


京都大学の哲学者だとされる方の動画

ttps://www.youtube.com/watch?v=ugjJQJxqPQE



私のプロフ写真にある「サトゥルヌス」のように、人間の思想の混乱とその無知が生み出す強大な敵と、真の戦いをしないと子どもたちは守れない時代なのです。

貧困とそのシングルマザーなどと一緒に自殺させられる子供の命は、マスコミには乗らないので、人々に知らされず、多くの子供の命が失わされています。

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