舛森 悠@総合診療医・家庭医

座右の銘は「病でなく、人を診る」。医療、ケア、コミュニティデザインに従事。関心事はケア…

舛森 悠@総合診療医・家庭医

座右の銘は「病でなく、人を診る」。医療、ケア、コミュニティデザインに従事。関心事はケア、社会疫学、ときどき人文学。ケアが暮らしと共生し、気がついたらWell-beingになっている、そんな未来を夢みる。北海道で働くの総合診療医。一般社団法人 とまりぎケア代表理事。

最近の記事

  • 固定された記事

"不安,疲れ,不眠”が雲になる瞬間

どうも。医師のまんでりんと申します。現在、家庭医修行中です。 「なんだか疲れ取れないな…」 「夜中に目覚めて寝つきがわるいな…」 「コロナにかかってしまったらどうしよう…」 これらの悩みはあなただけでなく、皆さん経験するものなのです。 こういった日常的にかかえるストレスに対して、 真っ向から立ち向かおうとしていませんか? 「こんなことで疲れてたら、また今日もノルマ達成できない…」 こんな風には思ってはいませんでしょうか? 今回はこういったいわゆる医学的には”精神症

    • 人生は限りある時間

      人生は限りある時間 入力内容が十分でないため、回答できません。 大切な人や好きなことに 惜しみなく使いたい 砂時計の砂が徐々に減っていくように 私たちの時間も刻一刻と過ぎていきます だからこそ、その一瞬一瞬を大切にしたいものですね ストレスや嫌なことには あまり時間をかけずに 庭の雑草を抜くように ネガティブな要素は早めに取り除く そうすることで、より多くの時間を幸せなことに使えると思っています ポジティブな時間の使い方で 毎日をもっと豊かに お気に入り

      • 【大切なお知らせ】法人設立とホームページ完成のお知らせ

        【大切なお知らせ】平素より「はこだて暮らしの保健室」の活動にご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。 この度、私たちの活動をさらに発展させ、地域の皆様により良いサービスを提供するため、一般社団法人「とまりぎケア」を設立いたしましたことをご報告申し上げます。 また、多くの方々に私たちの活動をより深くご理解いただけるよう、ホームページを開設いたしました。 私たち「はこだて暮らしの保健室」は、「生きていてもしょうがない」と感じる方々に寄り添い、薬だけでなく「まちでの

        • ラジオ出演しました

          5月8日に初めてラジオ出演しました‼︎ この放送のアーカイブがYouTubeで公開されましたので、お知らせいたします。今回の放送では、私がYouTubeを始めたきっかけ、人生初の著書を書くに至った体験、そしてなぜYouTubeや暮らしの保健室を運営しているのかについてお話ししました。 聞きやすい内容になっていますので、家事をしながらやドライブ中などにぜひお聞きいただければと思います。 5/8 人ネットワーク

        • 固定された記事

        "不安,疲れ,不眠”が雲になる瞬間

        マガジン

        • 総合診療
          5本

        記事

          NHSにおける健康の広範な定義

          NHSにおける健康の定義 私たちは健康を身体的・精神的健康、そしてウェルビーイングを含む広範な定義を使用しています。 これは、人々が病気か健康状態かどうかだけでなく、人々がどのくらい健康で良い状態であるかにも関心があることを意味します。 このような広義の健康の概念に,一般的な健康の概念を置換することができれば,よりStaying wellでいられると思います.

          NHSにおける健康の広範な定義

          第7回はこだて暮らしの保健室活動報告

          2024年11月28日午前、函館駅近くの朝市広場2階で、第7回はこだて暮らしの保健室を開催しました。この日は、38名の方々にご参加いただき、大盛況のうちにイベントは進行しました。 冒頭、セラピストによるスワイショウ(中国の体操)を実施し、参加者は自身の関節や筋肉の動きに焦点を当てながら、体操前後の動きの改善を実感しました。この体操は、年齢を問わず自宅でも簡単に実践できるもので、多くの参加者から「効果が感じられる」「家で試してみたい」という声を頂戴しました。 また、1月のお

          第7回はこだて暮らしの保健室活動報告

          自己紹介・プロフィール

          「特定の臓器だけではなく、全身を診る」 「病気ではなく、人を診る」 「人だけではなく、人生を診る」 こんなことをモットーに北海道の田舎で総合診療医・産業医をしている舛森(ますもり)といいます。 普段は外来をやったり、訪問診療で患者さんの家に行ったり、胃カメラをやったり、入院している患者さんのことも診たり、何でもやっています。 病気だけを診るのではなく、病気になったその人を診る。 その人がどんな人生を歩んできて、どのようなことに生きがいを感じて、これからどのように過ごしていきた

          自己紹介・プロフィール

          意思決定について考える, ACP について

          治療(CHIRYO) 2023年12月号 特集 「看取りについて考える」の中の,意思決定について考える, ACP についての項目を執筆させていただきました. Ⅰ:ACPの定義と歴史1:ACPが生まれるまで  1960年代頃より、医療が発展し心肺蘇生法(以下、CPR)の発達や人工呼吸器の普及によって、病院で死を迎える際にはCPRが行われるようになった。しかし、同時期より行き過ぎた延命治療が疑問視されるようになり、意思表示が難しい状態になっても患者の意向を尊重する機運が高まり

          意思決定について考える, ACP について

          第5回はこだて暮らしの保健室が終了いたしました(過去最大人数‼︎)

          第5回「はこだて暮らしの保健室」のイベントが函館中央図書館で開催され、成功裏に終了しました。 はこだて暮らしの保健室は、医療従事者が街にアウトリーチし、市民の皆様が体の不調や家族の問題などについて相談できる場を提供したり、特に相談事がなくても、楽しく、日常休みの会話をして、社会とのつながりを感じてもらえる場を提供するものです。 今回は、総勢40人の参加者を迎え、大盛況のうちに終えることができました。 また、2つの団体からの取材、活動の知名度が徐々に高まっていることを実

          第5回はこだて暮らしの保健室が終了いたしました(過去最大人数‼︎)

          CIRYO「看取りについて考える」執筆させていただきました。

          ■意思決定について考える「ACPについて」という項目にて執筆させていただきました。 ACP/看取り/意思決定支援について深く考える機会をいただきました。 前医療者におすすめの一冊となっております。

          CIRYO「看取りについて考える」執筆させていただきました。

          単著、出ます。

          単著が出ます。 私のこれまでの経験と学びをすべて注ぎ込んだ一冊です。 今週より予約が開始されています。 発売日は1月18日で、全国の書店に並びます。 しかし、謝罪をしなければなりません。 「最高のアンチエイジング」 「一生老いない健康法」 といった、いわゆる「アンチエイジング」のようなものはこの本には書かれていません。 なぜなら、人間は100%亡くなる生き物で老いは必ずやってくるからです。 それでも「最高の老後を迎えたい」「老いを楽しみつつも最期まで

          第3回 はこだて暮らしの保健室

          【ご支援いただいた皆様】 平素より大変お世話になっております。 いつも暮らしの保健室を温かく見守ってくださり、誠にありがとうございます。 第3回の暮らしの保健室の報告をさせていただきます。 9月 暮らしの保健室を行いました。 参加者の中には「最近引っ越してきたばかりで、地域の交流がなくて…」ということで、立ち寄っていただけた方もいました。 そんな方も他の参加者と自然に仲良くなって、最終的には「この後一緒に体操にいきましょう!」 ということで、つながり生まれて帰っ

          第3回 はこだて暮らしの保健室

          優秀な人材と資本主義の距離感

          資本主義という資本という1つの物差しで評価し「株式会社が儲かることをしていれば社会は良くなる」みたいな構造の綻びはどんどん露呈している。 物質的な豊かさを享受することが資本主義の役目であった場合、その役割は終焉を迎えているのではないか。 資本という単一的な物差しでは小さな問題は置き去りにされ、解決が難しく、解決に膨大な資本が必要となる問題も先送りにされる(Ex.環境問題)。 物質的にある程度豊かになったにも関わらず、資本のために市民が使われているという逆説的な状況

          優秀な人材と資本主義の距離感

          暮らしの保健室をはじめました

          第二回の暮らしの保健室が終わりました。30人近い方にご来場いただき、大成功だったと思います。 旦那さんと離別した悲しみを吐露された方、居心地が良いのかずーっと居てくれる方、前回からのリピーターの方、手の震えを相談に来て下さった方、、、たくさんのお話を聞くことができました 病院をから街にでてフラットな関係で病いの体験を聞くことは学びが大きかったです。 今回はNPOまつり出展させていただき、様々な方々と情報交換もできました。臨床美術士さん、傾聴ボランティア、インストラクター

          暮らしの保健室をはじめました

          脱”認知症監視社会”→認知症村の向こう側

          共生型の老人ホームの最終形態は普通の生活。 世界初の「認知症村」を作ったオランダ、私は日本でこれをやりたい。 村というのは真の目的の過程に過ぎない。最終的には認知症かどうかで区別をするのではなく、認知症があってもその人らしく普通に暮らせる社会になるべき。 国際アルツハイマー病協会(ADI)によると、2009年アルツハイマー型認知症と診断された人は世界に3500万人程度だったが、今は5500万人を超える。 2030年には7800万人に達すると、世界保健機関(WHO)はみ

          脱”認知症監視社会”→認知症村の向こう側

          ついに叶った、ハコダテ暮らしの保健室。

          暮らしの保健室をやってみたい。 とにかく自分1人でも良いから、開催してみよう。 そう思って踏み出した暮らしの保健室ですが、ついに本日初日を迎えることができました。 思い切って場所を予約した際には、私1人しか参加する予定はありませんでした。 しかし、結果的には10名を超える、本当に頼しい諸先輩方や同世代の方にも共感していただき、本当に素敵な会にすることができました。 当初想定していたこじんまりとした情景とは全く異なる、温かい景色が広がっていました。 『早く行きたけれ

          ついに叶った、ハコダテ暮らしの保健室。