2020年クリニックの門を叩く②


予約当日、仕事終わりに

クリニックへ向かう。

駅近の一棟丸ごとの細長いクリニック。

中は割とキレイ。

男性不妊もやっており、

受付には男性もちらほら。

初診の人はタブレットを渡されて

一連の流れをアプリのような

もので把握する。

う〜ん。さっぱり分からない。

初めてで落ち着かない。

結構なひとが待合室にいた。

(後に私も常連←になるのだが、、、)

ここからは少しうる覚えのところもあるが

一概に検査といっても色々あり、

私自身は不妊の原因が私の

卵子にあるのでは?と思っていたので

それを調べてもらいたいなんて

考えていた。

「卵子の質を上げる」とかネットで

見たからだ。

たが、実際は卵子を調べたいとか

以前に検査にも段階があり、

不妊の原因というものも複雑で

現在の医療では不明点も多く、

簡単に真っ先に卵子について調べる

なんてしないようだ。

勉強になる。

とりあえず、初診では

採血でもろもろ調べたり、

レディースクリニックにある

足がパッカーンと開く

あの恥ずかしい内診台に座り

ドクターに経膣エコーで診てもらい、

卵胞と子宮内膜の状態で

この日あたりにタイミングをとって

下さいと言われる

「タイミング法」がいきなり

スタートしたのである。

ちゃんと、内診後に別室にて

ドクター直々に口頭説明があるので

足パッカーン状態ではさすがに

説明されません。

検査しにきただけと思っていたが、

タイミング法とはいえ、

この日から私の「不妊治療」が始まったのである。

不妊治療は保険がきかない

実費の検査が多く、

この日から治療にかかる金銭感覚が

おかしくなっていくのである。


ちなみに私の行ったクリニックでは

男性も並行して検査が必須とのことで

夫も必然的に検査することになる。

基礎体温の計測というのも

説明時にはあったが、

私は既に基礎体温の計測が嫌になり、

(妊活を始めたときに真っ先に計測器を購入し、毎日測っていたが、安定しないことに一喜一憂し、毎朝の苦痛になってしまっていたので早い段階で計測をやめてしまった)

既に計測をやめていたのだが、

クリニックでは特に何も言われなかった。

とりあえず始まった「不妊治療」

これで妊娠できるんだと

この時は希望に満ち溢れてたに違いない。

だか、実際はそんなに甘くなかった。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?