【実録】個人事業主、労働保険の年度更新をe-Goveで申請してミスったメモ
梅雨の足音と共にやってくるあの緑の封筒…そう、労働保険(労災&雇用保険)の更新申請の時期になりました。
年に1度なので、思い出すのに毎度苦労します。
そして今年は雇用保険料が大幅アップ!!
うちは一般(小売)なので0.9%→前期0.95%、後期1.35%! 労働者負担は0.3%だったのが後期は0.5%に。来年据置なら年収500万の方なら15000円→25000円の計算。いやー給料天引きの皆さん、ご存じなんでしょうか…。まぁコロナでだいぶ配ったので仕方ないですが…。企業負担分も大幅UPなので大変そう。
ともあれ、e-Goveで電子申請
数年前から電子申請してますが、一度登録してしまえば簡単だと思います。
かなり丁寧にキャプチャも載っている手順書が公式にUPされてます。面倒ですが、これを印刷して見ながらやればできるのかなと思いますがので、ここでは、思い出し用に簡単に概要を書きます。
↓【公式】e-Gov初心者ガイド(全編)
1.昨年度支払った給与総額と今年度支払う予定の給与総額を計算
2.パソコンの事前準備
マイナンバーカード&カードリーダー。
ブラウザの設定、アプリのインストールは1度やれば次年度以降はやらなくていいかと(サイトがリニューアルでもしないかぎり)
3.e-Gov電子申請アプリを起動
面倒なのが、2段階認証にしなさいと出るので(必須じゃないかもしれないけど)私はスマホにグーグルの認証システムアプリで作成しました。一度作ればOKだと思います。
この手の2段階認証はオンライン銀行とかでたまにあるけど、個人的には何それ美味しいのレベルの知名度だと思うんですがどうなんでしょうか…
ともかく、ログインするときにID、パスワードのほかに、この認証アプリに表示される数字も入力してください、というシステムになっています。
1)GooglePlayストアまたはApp Storeで認証システム(Authenticator)を検索、インストール
2)e-Govアプリから登録したIDでログインするとQRコードがでるので、さきほどスマホにいれたAuthenticatorアプリでQRコードをスキャン
3)スマホ画面に6桁の数字が表示されるので、PCのe-Gov画面に入力
慣れれば簡単です。
4.手続検索で「年度更新」を検索
5.該当の手続きの「申請書入力へ」を押す
6.労働保険番号とアクセスコードを入力
アクセスコードは、送られてきた申告書の右上らへんある8桁の英数字
7.あとは用紙と同じ画面がでるので、確定の給与と今年の概算を入力。保険料は自動計算されます…今までなら!
【ミス】自動計算がない事に気が付かず提出してしまう
例年ですと、労災は0.3、雇用は0.9と記載されており、保険料は自動計算されていました。しかし今年は、4~9月は0.95、10月~3月は1.35%と複数の利率があり、e-Govの画面では空欄で、自分で計算して入力しなければなりませんでした!
例:4~9月予定¥1,000,000 ×0.95 = 9500円
10~3月予定¥1,000,000 ×1.35 = 13500円
合計 23000円を ⑭概算・増加概算保険料額(ホ)に入力
例年おなじ人数、給与でしたら気が付いたと思いますが、今年から自分と夫が抜けたので、こんなもんか?と思って、マイナンバーカードで署名して送信してしまいました…
e-Govで労働保険の年度更新申請は取り下げできない
画面上で、取消ボタンを探しましたが見つからず…かと言って、確定申告のように、あとから出した申請で上書きされるような様子もなく…翌朝コールセンターに電話することにしました。
提出の労働局に直接電話して取り下げてもらう
ここで紙ごみに捨ててしまった封筒表紙が必要に(笑)
0120-165-180に電話すると2分近くまったあとに、慌てた様子の若い男性が電話口に。申告の始まった6月上旬、まだ仕事になれてないんでしょうか、カミまくってました…ガンバ!
それで結局、この封筒の右側に印字されている、提出先の労働局の電話に直接伝えて下さいとのこと。
労働局に電話すると、受付から担当の人に繋がり、間違った到達番号を伝えると、取り下げ処理?しておきます、とすぐ分かってもらえました。よかったよかった。まぁ放置して、正しい数字で申告、支払してしまえばわかるのかもしれませんが、口座振替などの場合は、2重でとられるかも?しれませんし、電話した方が安心ですね。
今日の教訓:いきおいで送信ボタンを押してはいけない
ここまでありがとうございました!
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