見出し画像

Lorの現環境(エターナル)と他ゲーを含む最上位までの考え方について

Lorの現環境(2023/8/27)

 真紅のバンケットホール、星々の呼び声、ソックリサンの谷、ナミ、リーシンのバフ等のアプデを踏まえて最初に環境に躍り出たのは、アクシャンリーシンのOTKデッキでした。

環境初期型

 アクシャンと相性のいい武具を付けつつ、それをスペルで守り、リーシンに繋げてアブゾルバーでOTKする、昔環境にいたアクシャンリーシンが帰ってきた感じですね。
基本的に7ターン目以降には確実にとどめを刺せる強いデッキです。

 これに対抗するように出てきたデッキがアクシャンサミーラです。

現時点でマスター2位のAmeeeさんのデッキです

 前述したアクシャンリーシンは、序中盤の盤面の取り合いをアクシャンに頼っているので、そのアクシャンをサミーラのチャレンジャーや、一方的にストライクするスペルで除去することによって、盤面有利を取り、勝ち切るデッキです。

 他にもバンケットホールを使ったループデッキや、強化されたブラッドミアを使った自傷デッキや、懐かしのナミTFなど、アプデを踏まえた新デッキ開発が進んでいるなと感じて、一番楽しい時期でした。
ここまでがエターナル環境開始3日目の流れです。

環境の煮詰まり方と新デッキの誕生

 私はこの時点でアクシャンリーシンのテンプレを使い、ゴールドまでは到達しました。
 しかし、あまりにアクシャンが暴れているせいで、それを中心に環境が煮詰まっていきました。
メタデッキの内の一つがこのガリオウディアです。

これも初期型で、後にウディアがフィオラになります。

 私が当たった相手は抑圧の石像が入っており、明らかにアクシャンリーシンがメタの対象になっていると感じました。

アクシャンリーシンの防御札が1~2なので、かなり刺さります。

 この段階で2個目の環境デッキの天空デッキが登場します。
アグロに強いサミーラ型と、リーシンに強い上に占術者の忠義も安定して発動するダイアナ型です。
 アクシャンはバフで耐久するので、沈黙や光芒を撃てる天空デッキは、序中盤を有利に進められます。また、リーシンや拒絶が機能し始める終盤はバーストの呼び声を撃てたり、イルーシブでリーサルできるので、リーシンメタになっていて、デッキパワーもかなり高く、これを中心に環境がまた変化していくことになります。

サミーラ型
ダイアナ型

 ここまでのデッキだけなら、間違いなく天空が頭一つ抜けて強いのですが、勿論そんなことはなくアグロデッキがそこに台頭します。
 アニージンやミスフォーチュンTFなどの王道のアグロから、ドレイヴンジンクス、フィアサムアグロなど懐かしいデッキも復活しました。

全アグロの中で1~2の動きが最強のデッキです。
天空デッキに特に強いアグロです。

天空デッキは元々2~3アクシャンのカウンターとして流れ星を積んでいたのですが、アグロに対抗するべくわんぱく者などを積む型が出てきました。

このカードと凶兆の蛇座などを駆使してアグロメタをしています。

アグロの登場で、そこに低コストの除去を撃てるアフェリオス型天空も登場しリーシンが消え、環境はアクシャンサミーラ、天空、アグロの三つ巴になります。

低コスト除去が最速アクシャン置きに刺さったりします。

対天空に強い天空がビクター型で、アグロ対策がアフェリオス型で、アクシャン対策がサミーラやダイアナ入りといった感じです。ダイアナ型は地域に余裕ができるので、リーシンの龍の怒りに対して残虐でカウンターできる強みもあります。

マスター到達まで

 当時ゴールドの私は明らかに天空が強いことを理解していたのですが、来週にならないとデッキが作れないので、今作れるデッキで一番何が強いかを考えなければなりませんでした。
 そこでマスターランキング上位の霧の滝型アクシャンリーシンに可能性を見出しました。

環境でこの人と私ぐらいしか使っていなかったと思います。

 このデッキは、アクシャンリーシンメタのメタで、最速置きアクシャン対策のサミーラや、ミスティックショット構えに対してテンプレは何もできずマナを無駄にするのに対し、ランドマークでサミーラのターンを透かせます。            
 また、防人の帳でサミーラなどのチャレンジャーで除去してくる相手やアグロにカウンターできるのが強みでした。このデッキでプラチナまでは比較的簡単に到達しました。

 しかし、天空デッキに対して勝率が著しく悪く、一試合が長いのも含めデッキを変える事にしました。
 そこで完成したのが暗炎ゼドです。

ゼドより天才や鮫を暗炎する方が強いです。

 アニージンやミスフォーチュンTFも使ったのですが、サミーラなどに有利トレードされると厳しいと感じたので、除去されてもいい鮫や、天空デッキには気軽に撃てるランドマーク破壊がないため、暗炎が刺さったりするという理由で、すぐにダイヤまで到達しました。

 そこからダイヤⅢ到達までが地獄でした。
というのも、天空もアクシャンサミーラも少なからずアグロ対策はしていたからです。
 ここで3つ目の環境デッキである。時間軸ジャックスヴァイが登場します。

これが今環境の答えだと思います。

 これは天空デッキに対してはアグロできて、アクシャン(大地の衣構え)に対して3点のバーンダメージを飛ばせるという点で強い。
 また、対アグロは時間軸のパワーとバーン、低コストスペルの盤面除去で勝ちやすいです。

 アグロデッキは「盤面に頼らず、バーンでとどめをさせる事」「フィアサムやオーバーパワーなどで、相手の低コストユニットにブロックされないこと」「高コストの強いスペルを積める事」「6~7ターン目までにとどめを刺せること」これらが現環境で勝つための条件です。盤面はサミーラで除去され、天空カードには低コストのユニットが壁として立ち並ぶことや、今環境に拒絶が少ないことが理由です。

これも条件の4つ目を満たしているので使われています。

 これらを踏まえた上で、私は2、3、4の条件を満たせるフィアサムアグロでマスターに到達しました。本当は苦手なデッキが少なく安定感もある時間軸ジャックスヴァイを使いたかったです。だからこそ、妥協案のデッキでマスターを達成できたことはとても嬉しいです。

ターゴン入りの9コスト暗黒の刻型よりこっちの方が安定しました。刻印を抜いて暗黒の刻3でもいいと思います。

最上位までの考え方について

 カードゲームもFPSも格闘ゲームも、最適解があり、それを早い段階で見つけ、それを徹底して回数をこなすことで最上位まで到達できます。
 これは誰でも理論上は理解していることだとは思います。結局これが全てです。コツとしては、今までの仕事、勉強、他ゲームなどの経験をどれだけ活かせるかどうかで、その最適解を見つけるスピードと正確性が決まります。
 各種ゲームでそれは多少変動しますが、カードゲームでは「環境の中心を見つけること」「それをメタるか、そのデッキを使うかを考えること」「常に毎ターンの期待値を相手のデッキ構築を把握した上で正確に選ぶこと」で最上位まで到達できると思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?