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よのなかのこと

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私が世の中で思うことを示した記事たちです。
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2021年10月の記事一覧

人の権利は絶対に護る

人は、生まれながらにして、さまざまな権利を持っている。 これを放棄するという選択肢も、これを行使するという選択肢も認められている。 権利を制限できるのは、あらゆる場合において、正当な理由が示されるときに限られる。 人が人を変えることは可能だが、必ずしも全てにおいて、そうではない。 そうであるならば、端から人は人を変えることはできず、変えることができるのは自分だと考えた方が、ずっと楽だろうし、向上も見込める。 本来、組織に入る自由もあれば、出る自由もある。 そこに、たとえば

皮肉と批評と誹謗中傷

表現の自由は絶対に守る。 誰のどんな権利であろうとも、守られなければ、あまり褒められた状況でない。 皮肉と批評、誹謗中傷、それぞれの違いは何か。 皮肉は誹謗中傷に近しいが、お灸を据えたり、注意を喚起したりする上で、有効な手段とも考えられる。 批評は、公正に論じる上で認められるものだ。 その線引きは難しく表現の自由を担保する上でも課題となる。

思いもかけないことが

思いもかけないことは常にある。 英語を使う職に就くつもりはないから、地理を扱う職に就くつもりはないから、と思っていても、いつ何時、風向きが変わるか分からない。 突然、何かに感化され、興味のなかった分野に進むことだって考えられる。 たまたま、進んだ道で関心のなかった分野に進むことだって考えられる。 これまでにない事柄が目の前に立ちはだかることもある。 突然に傾向から外れることもある。 そう思えば、災害を筆頭に、いつ何時、何があるか分からない。 明日、数時間後、今、経済的・

voluntary restraint

「自粛」は、自ら進んで態度を改め慎むことである。 「不要不急」は、どうしても行う必要も急ぐ必要もないことである。 これらは自身が良心に従って判断することになる。 社会的に合意のある基準(社会通念)に照らして判断する場合もありそうだ。 いずれにせよ、自粛や不要不急はふわふわしている。 「自重せよ」と言えても、「自粛せよ」とは言いづらいものだ。 あくまで各個人に委ねられる判断である。 もっとも、「不要不急」は拙速な判断を戒める上では、多少落ち着いているかもしれない。 「今、こ

新しいものに弱い

年齢が上がるにつれて、新しいものに弱くなると思いがちだ。 どっこい、消費者トラブルは、年齢に全く関係なく新しいものに絡んできやすい。 もともと定期購入という商法で、トラブルが毎年出ていた。 サブスクも似たような商法なので、似たようなトラブルが起きやすい。 そもそも利用規約を読まずに同意したり、購入画面の注記をよく読まずに購入するなど、「そもそも」が不味いことも多いだろう。 「みんなやってるから問題のないサービスだろう」ということで、おそらく、よく確認しないことに繋がっている

安くものを買う

作り手への正当な対価と敬意の意味では、安いというのは、よろしくないのかもしれない。 ただ、今の社会では、市場の動きとして、自然に物価の上下が起こることを考えれば、妥当なラインなのだろうか。 輸入品は単純に輸送コストがかかる。 そこに関税やら何やらがかかってくるだろう。 さらに日本語の説明を添えねばならない品目もあるので、そこで間に入る人への対価もありそうだ。 生活の知恵として安くものを買ったり、節約したりは、昔からよくあることだ。 特に今は食品ロスや資源の有効利用で、もっ

レジ袋商品化の凍結

どうやらレジ袋の商品化から約1年、早くも凍結される可能性が出てきた。 巷にいう「レジ袋有料化」の廃止に当たる。 レジ袋の商品化そもそも、今般のレジ袋商品化は、プラごみ問題に目を向けるキッカケを作るためである。 日本から毎年排出される廃プラスチックのうち、レジ袋が占める割合は2%程度である。 レジ袋の削減によるプラスチック問題に与える影響は極めて限定的であることは明らかなようだ。 あくまで考えるキッカケということである。 これは、レジ袋商品化が決まってから、すぐに経産省が公

キャッシュレスとカードレス

キャッシュレス決済が諸外国では進んでいるようだ。 日本は紙幣や硬貨が好きということで、高額な紙幣1万円札が相変わらず流通している。 キャッシュレス決済といえば、各事業者が自身の事業でのみ利用できるICカードを発行し、そこにチャージしてもらう方式を採っている。 いわばマネーを囲い込むことによって、必ず自身の事業でお金を使ってもらおうという商法だ。 他方、二次元バーコードなどによって、スマホが財布になるものもある。 モバイルSuicaや何とかPayがこれに当たる。 これはカー

新聞さま、書籍さま

「新聞を読みなさい」「本を読みなさい」と謂われている。 文字の勉強にもなるし、社会の勉強にもなるし、興味の有無に関わらずバラエティに富んだ情報を得られるし、校正を受けているので正しいというのが理由だろう。 新聞に至っては、記事を切り抜いて感想・意見をまとめよう、社説や読者投稿欄の書き写しをしよう、といった取り組みもある。 書籍では、読書感想文などがあるだろう。 たしかに、どの理由も半分正しいと言える。 文字や社会の勉強にもなるし、興味の有無に関わらず情報も得られる。 校正

SDGs担当職なるものがあるらしい

デジタル相、一億総活躍担当相、まち・ひと・しごと創生担当相、全世代型社会保障改革担当相、女性活躍担当相、内閣府特命担当相(クールジャパン戦略)など、ある特定の担当を置くことがある。 これは、力を入れるためでもあり、力を入れていることを示すためでもある。 SDGsそれ自体は、とても簡単な概念・考え方だ。 今のニーズも未来のニーズも満たせる(今も未来も満足な)欲張り国際目標である。 今ある課題を解決し、持続可能な社会を実現するために、行動変容が求められている。 他方、専門職扱

デザインとプログラムはプロの意見を聞こう

みずほのシステム障害はゴチャ混ぜが原因みずほ銀行のシステム障害が長年続いている。 その理由は、3つの異なるシステムを統合(3つを合わせて1つにした)からだろう。 システムと一口に言っても簡単でない。 たとえば、HTMLという少し触っていたら誰でも入力できる言語をとっても、その面倒臭さは簡単に分かる。 「こんにちは」という文字を太字にしたければ、次の入力で実現できる。 <b>こんにちは</b> それから、これでもできる。 ※「<b></b>は廃止タグ」とのご意見は受け付

民主主義は議論をはじめるところから

民主主義は、多様な意見の存在を認め合えるところが究極だろう。 何も受け入れる必要はないのだから、一先ず意見の存在を認めることだ。 たとえば、「人を殺してはならない」という意見が、今のスタンダードであるし、今後も変わることはないだろう。 そこに「報復目的であれば自力救済ばりに人を殺しても良い」という意見があったとしよう。 それはそれで多様性なのだから、意見として存在を認めても良い。 ただ、だからといって、その意見を受け入れる必要はない。 それは、これまで積み上げられた事柄など