潰瘍性大腸炎との付き合い方を患者として考える

直腸型で15年近くの罹患歴を持つ当事者の目線から、原因不明で効果的な治療法のない「潰瘍性大腸炎」への対策について、個人的な経験をもとに考察した記事です。

私が持つ潰瘍性大腸炎の疾患内容や経歴は以下の通りです。

★症状などの経緯

通学距離が長く(片道2時間ぐらい)、トイレの我慢を強いられたことも有り、中学生から頻繁な腹痛や血便を経験するようになる。しかし、この頃は便通も至って普通で、特に目立った痛みは無かった。
高校生になり本格的に症状が出てくる。再燃期は残便感と絶え間ない腹痛や気怠さが顕著に。いくつかの近隣にあるクリニックを回り、最終的に紹介で向かった都内の病院にて「潰瘍性大腸炎(直腸型)」と診断される。坐薬や飲み薬などで対応していたが効果の実感は湧かず。坐薬は体調に合わなかったため、すぐに止めてしまった。
大学生になり実家に帰省していたところ発症し、耐えきれず罹りつけの大病院へ。念のため検査入院をし、はじめての入院を経験する。最終的に軽度の炎症であったものの、ここでの経験がキッカケとなり、従来の潰瘍性大腸炎治療に対する不信感を抱くようになる。
社会人になって長時間労働、さらにトイレに行き辛い仕事に就いたため、以降は通院や飲み薬を自然と止めてしまい、年に数回~十数回の発症を伴って症状自体は落ち着かないものの、1日以内に緩解するケースが殆どで、ある程度コントロールできるようになってきた。

★記事の内容

・発症した場合、どのようにコントロールしているか

・それを踏まえたうえで、潰瘍性大腸炎という病気に、どのように向き合えば良いか

・病院への通院がオススメできない理由

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